イラストレーターってどんな仕事?特徴や求人の探し方を知ろう!

イラストレーターってどんな仕事?特徴や求人の探し方を知ろう!

イラストレーターは依頼された要望に応じてイラストを描く仕事です。描いたイラストは雑誌やポスター、パンフレットなど様々な媒体に掲載されます。自分の好きな絵を描くというよりは、依頼主の希望に沿ったものを仕上げなければなりません。絵を上手に描く能力はもちろんですが、依頼主の要望を正しく理解する力も必要な仕事です。現在はパソコンを使ったデジタルでの作画が中心になっています。そんなイラストレーターの仕事の特徴と求人の探し方をご紹介します。

イラストレーターについて

Photo. Mock-up for illustrators, artist, calligrapher, presentations and portfolios. Space for text, layout, artwork, illustrations, lettering, calligraphy working process

イラストレーターとは

イラストレーターは依頼された要望に応じてイラストを描く仕事です。描いたイラストは雑誌やポスター、パンフレットなど様々な媒体に掲載されます。自分の好きな絵を描くというよりは、依頼主の希望に沿ったものを仕上げなければなりません。絵を上手に描く能力はもちろんですが、依頼主の要望を正しく理解する力も必要な仕事です。現在はパソコンを使ったデジタルでの作画が中心になっています。

フリーのイラストレーターの場合ですが仕事の流れのイメージは下記のようになっています。

1.依頼主から依頼をもらう まずは依頼をもらいますが、電話やメールなどで連絡をもらい、仕事を依頼されることが多いようです。またイラストレーター向けの仕事マッチングサイトなどもあるので、そこに登録しておいて仕事をもらうこともあります。

2.詳しい要望をもらう 依頼をもらう時点でおよその期限とイラストを何点でいくらかといった程度の話しかしません。それで、仕事を引き受けた後にさらに話し合いをしてどんな感じの絵柄がいいのかなど詳しい要望を受けることになります。

3.サンプルを送る 要望に合わせて出来たイラストのサンプルを依頼主に送ります。さらに依頼主の要望が具体的になるのでそれを伝えてもらうことにより、作業がしやすくなります。どんなタッチがいいのか、色彩方法など細かい要望を決定します。

4.制作 決定した内容に従ってイラストを制作します。ひたすらパソコンに向かって絵を描き上げるので時間と体力が必要になります。

5.修正、追加 完成した作品を依頼主に送ります。必要な場合は依頼主の要望に従って修正を行います。さらに追加の絵を描いてほしいと要望を受けることもあります。

イラストレーターの種類

様々な種類がありますがそのうちの代表的なものに次のようなものがあります。

「広告のイラスト」 雑誌やチラシ、Webサイトに掲載される広告のイラストを描く仕事です。広告は特にお客さんの心をつかむことを目的にしています。紙媒体であれば見た瞬間に印象に残るインパクトのあるイラストを描きます。Web媒体の広告イラストであればクリックしたくなるような魅力的なデザインのイラストが求められます。広告なので人に見られる機会が多くなるので、自分のイラストレーターとしての価値をアップさせる機会にもなります。印象的なイラストを描けば次の依頼につながることにもなるでしょう。

「テレビ関係」 テレビ番組やCMに使われるイラストを描く仕事です。依頼主と話し合いをしながらプロジェクトを進めるということもあります。番組やCMで扱う商品によってさまざまなタッチのテイストが求められます。リアル、アニメ、ディフォルメなどいろいろなタッチを使い分けられるなら幅広く仕事を受けることができるでしょう。

「ゲームのキャラクター」 スマートフォンを使ったソーシャルゲームの登場と同時にゲームのキャラクターを描くイラストレーターの需要が増えてきています。とくにカードバトルゲームとなると一つのゲームで1000枚以上のイラストが必要なのでたくさんのイラストレーターが必要だということが分かります。ゲーム中にペンネームが表記されることがあるので、知名度を上げるチャンスでもあります。ゲームがヒットすればイラストレーターとしての成功に近づくことができるでしょう。

これらの他にも、ライトノベルなどの小説の挿絵、グッズや商品パッケージのイラストなどさまざまな種類の仕事があります。

イラストレーターの働き方

Young artist drawing something on graphic tablet at the home office

会社に勤めて正社員などの形で雇われて働く方法があります。会社から与えられた案件を扱うことになります。他の社員と協力しながらチームとして働いたり、社内イベントに参加することもあります。会社員なので、絵を描く以外の仕事、事務作業なども並行して行うようになることがあります。

フリーランスとして個人で仕事をする方法もあります。会社員にくらべて自由に仕事ができますが、営業活動や経理なども自分でしなければなりません。最近では仕事マッチングサイトに登録して案件を獲得するイラストレーターも増えているようです。

イラストレーターのやりがい

自分の作品を多くの人に見てもらい評価してもらえることがやりがいにつながります。自分の個性や世界観がポスターやチラシとして公共の場に貼られていたり、Webサイト上の掲載されているのを見ると嬉しくなるでしょう。評価されてさらに仕事を依頼されるようになればやりがいを感じながらイラストレーターとしてさらにステップアップすることができます。

さらにフリーランスとして働くならば、自分の好きな時に好きな量だけ仕事をとって働くことができます。子育てなどをしながら空いた時間で働いたり、副業として、さらには本業として在宅でがっつり働くという形もあります。仕事の形にとらわれないのが魅力ややりがいになります。

イラストレーターになるには

Artist drawing on graphic tablet in office

イラストレーターになるための資格

特に資格や学歴はありませんし、決まったルートなどもありません。ただ、よほどの才能と運がない限り、ほとんどのイラストレーターは美術系の大学や専門学校を卒業してから広告制作会社や広告代理店などに就職しグラフィックデザイナーとして経験を積んでからイラストレーターになるという一般的なルートをたどっているようです。

イラストレーターに向いている人、必要なスキル

Design Be Creative Art Graphic Concept

最も大切なのは絵を描くのが好きだということでしょう。そして絵を描くのが上手というだけでなく、オリジナリティのあるイラストを描けなければ成功するのは難しい世界のようです。自分の好きな絵を描くだけでなく、依頼主の要望に応える必要があるので柔軟性も必要です。また、コネによって仕事が決まることが多いので、人付き合いが良いなど協調性のある人に向いている仕事とも言えます。

納期というプレッシャーは思ったよりも大きいようです。特にいくら考えてもうまく絵が描けないという時に納期がプレッシャーとなり、精神的に参ってしまうことがあるようです。逆にプレッシャーを感じた時に力を十二分に発揮できるというタイプの人には向いている仕事といえます。納期によるプレッシャーが負担になるのではなく、そのような状況でも楽しんで仕事ができるくらい精神的にタフな人にはピッタリの仕事です。

イラストレーターになるための資格は特にありませんが、少なくともPhotoshopやIllustratorのソフトを扱うスキルは必須であると言えます。いくら色彩感覚やデッサン力があったとしてもパソコンのソフトが使えないとなると仕事を効率的に進めることができなくなります。必須ではないものの、関連した民間の資格がいくつもあるので、自分自身のスキルアップや実力確認のために資格の取得を目指すこともできるでしょう。

「Photoshopクリエイター能力認定試験、Illustratorクリエイター能力認定試験」 アドビ社のPhotoshopやIllustratorを活用する能力を認定する試験で、スタンダードとエキスパートのランクに分かれています。認定基準ですが、スタンダードは指示通りの作業を正確かつ合理的に行うことができること、エキスパートはクライアントのニーズに対応した創造性の高いコンテンツ制作ができることです。

「アドビ認定エキスパート」 アドビ社が認定する資格で、PhotoshopやIllustratorなどの同社のソフトウェア製品についての専門的な知識と技能を持っていることを証明する資格です。

これらの他に、CGによって表現をするデザイナーやクリエイターのための「CGクリエイター検定」、色彩に関する知識を問う「色彩検定」と「カラーコーディネート検定試験」なども取得するといいかもしれません。

イラストレーターになるための基礎が学べる学校

特別な学歴は必要ありませんが、芸術やデザインに関する基礎的な知識は無駄にはなりません。美術大学や大学の美術科コースではイラストやデザインに関する歴史やその他の教養を身につけることができます。またデザイン系専門学校ではさらにイラストレーターの仕事に直接役立つ知識を学ぶことができます。通信講座やスクールでもっと短期間に基礎的な知識を得られるところもあります。

「東京造形大学」のデザイン科ではグラフィックデザインの基礎や応用までを学習することができます。視覚に訴える伝達表現であるビジュアルコミュニケーションの思考と技法を習得できます。

「武蔵野美術大学」の視覚伝達デザイン学科では視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を駆使して多様なメディアへと展開することのできる力を身につけることができます。様々なカタチでメッセージを伝えあうことのできるコミュニケーターを育てるのが目的です。

「東京デザイナー学院」のイラストレーション科では今や様々な媒体で広く展開されているイラストレーションにおいて、時代に対応できる好奇心を持った表現者を育成しています。イラストレーションの専門的な知識を習得し、個性を活かしながら実践で活用できるスキルを求めていきます。

「東京デザイン専門学校」のイラストレーション科はデッサンとリアルイラストを通して描写力とデザイン力を徹底して身につけるようにします。描くことの基礎をじっくりと固めることにより、就職力もアップさせます。この学科から多くの卒業生がデザインやイラスト業界の第一線に送り出されています。

イラストレーターの求人と収入

Job Search Hiring Website Word Concept

イラストレーターの求人状況について

主な就職先はデザイン事務所、広告関連のコンテンツ制作会社、企業の広報部などになりますが、全体的な就職状況は厳しめだと言われています。デザインの専門学校や美術大学を出たとしても正社員としてこれらの就職先に就くことのできる人は多くないようです。また実績やスキルが重視される傾向にあるため、実務未経験者がいきなり正社員として就職することは非常に困難になります。

一般的なイラストレーターはフリーランスとして働いているようです。最初からフリーランスとして徐々に仕事を増やしていく人もいれば、最初は会社員として経験を積んでから独立するという人もいます。

フリーランスの特徴

1.収入は働いた分だけ 会社員と違って月給などと言った決められた給料がありません。フリーランスは1つの案件ごとに報酬を設定し、その案件が終了したら報酬が支払われるようになっています。それで仕事の量が収入に直接関係してきます。さらに、実績のあるイラストレーターと新人のイラストレーターでは案件の単価に差があるため、収入に差ができてしまいます。

2.仕事は自分で営業して取る 会社のように与えられた仕事をこなしていくのではなく、自分で営業をして仕事を取る必要があります。自分の作品集などを作るなどして自己アピールをしながら顧客を見つける必要があります。営業の他にもお金まわりの管理や保険の手続きなどを自分でやらなくてはいけません。

3.好きな場所で好きな時に働ける 会社に出社する必要がなく、自宅など好きな場所で好きな時間に仕事をすることができます。案件の納期があるので、それさえ守っていれば自由度がかなり高い働き方になります。ただある程度の自己管理ができないと、生活リズムを崩してしまったり、ダラダラと仕事を後回しにしてしまい納期ぎりぎりで徹夜で仕事をするようなことになりかねません。自由ではありますが、責任感も必要になってきます。

イラストレーターの収入について

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働き方によりますが、一般のデザイン制作会社に勤務しているイラストレーターの場合は、会社員として月給を会社からもらうことになるので安定した収入を得ることができます。年収はだいたい300-500万円ほどで、キャリアを積んで昇進すれば役職手当などで収入を増やすことができるようです。転職サイトDODAがまとめた2016年の平均年収ランキングでは、イラストレーターの平均年収が334万円になっています。

しかしほとんどのイラストレーターはフリーランスで活動していることが多く、案件の量や単価が変動するので収入が不安定になってしまいます。実績を積んで知名度を上げたイラストレーターであればそれなりの年収を獲得しているかもしれませんが、ほとんどのイラストレーターは不安定な収入のために他のアルバイトをしながら生活しているというのが現状です。

フリーランスのイラストレーターの収入は「1枚当たりいくら」という単価設定になっています。これが数千円の時もあれば数十万円になることもあります。実力や実績があれば高単価の仕事を得ることができますが、そうでないと単価が低くなってしまいます。年間を通じて安定した仕事が得られるかの保証もないので、人によっては年収が0に近いこともあれば、何百万円またはそれ以上の年収になる人もいます。

イラストの仕事は修正を依頼されることが多く、修正作業に時間を取られてしまうことが多いようです。修正は他の人に任せることができないので、結局自分で対応しなければならず、一つの作品の完成までに時間がかかってしまうことがあるようです。せっかく高単価の仕事を見つけても、修正作業に時間を取られすぎるなら時間単価が低くなってしまいます。

自分のキャラクターを生み出し、それが人気になった場合に大きなチャンスが訪れます。グッズメーカーなどがそのキャラクターを使って商品を販売するようになるとその一部が収入として入ってくるようになります。このようにして多くの収入を得るという夢のある仕事でもあります。

まとめ

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絵を描くのが大好きな人が目指す職業の一つとしてイラストレーターという仕事について調べてみることができました。学歴や資格などは特に必要なく、PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使いこなすことができれば誰でもイラストレーターになることが可能です。イラストレーターになるまでのルートも人それぞれだということが分かりましたが、成功するためには実績を積むことが必要であることも分かりました。

会社員としてのイラストレーターよりもフリーランスで活動する人が多いわけですが、実力次第で収入に差が出てしまう職種であることも分かりました。自分の描いた絵が有名になって、イラストレーターとして知名度があがれば高収入が得られるという夢のある職業ですが、実際はアルバイトをしながら生活しているイラストレーターがほとんどだという現実も見なければなりません。

今後デジタルでの表現方法が広がり、Webサイトで公開されるイラストのニーズが高まっていくことでしょう。仕事マッチングサイトなどでイラストレーターの案件が出てくるので、自信のある人は試してみることができるでしょう。需要のある仕事ですが、実力主義の世界でもあるので、案件をこなしつつ実績を積んでいくことが成功への近道であると言えるでしょう。

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