【タバコ業界の仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

【タバコ業界の仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

健康志向の人が増えたことや増税の動きがあり、以前と比べると喫煙者の人口率はどんどん減ってきていると言われています。そうなると気になってくるのは、たばこ産業の動向や企業の業績にどのように影響してくるのかという点です。では日本のたばこ業界はいまどんな現状にあるのでしょうか。転職におすすめできる業界でしょうか。たばこ業界にどんな職種があって、平均年収や待遇は良い業界でしょうか。

たばこ業界について知る

Cool Business man in glasses and warm clothes smoking cigarette on the street

特に現在就職活動を行っている人や、転職を考えていてたばこ業界も視野に入れている人にとっては気になるところかもしれません。安定を見込めるのか、将来的にたばこ産業は不振に終わってしまわないだろうか…不安を感じます。

こんなたばこ業界について感じる疑問を、一つずつ取り上げて考えてみたいと思います。求人の探し方も合わせてご紹介していきますので、たばこ業界に興味をお持ちの方はぜひ参考になさってみて下さい。

たばこ業界はどんな特徴を持っているか

stylish girl smoking an e-cigarette as she is walking through the city

「たばこ業界」とネットで調べて見ると、必ずと言っていいほどトップに出てくるのは「JT」とか「日本たばこ産業」というワードではないでしょうか。

実はたばこ産業は、他の業界や業種とは異なった特徴を持っています。それは、「一つの企業が独占してたばこ事業を行っている」ということです。

「日本たばこ産業株式会社」いわゆるJTでおなじみの企業は、株式会社です。1985年に設立され、旧日本専売公社のたばこ事業を引き継ぐ形で業務を行なっています。

しかし特徴的な点は、全株式のうち3分の1以上の株式を日本国政府が保有しているということです。これは「たばこ事業法」という日本の法律で定められています。

こうした背景があるゆえに、「日本たばこ産業株式会社」は日本産の葉タバコの全量買い取り契約が義務付けられており、さらにたばこの製造に関して独占が認められているという特徴があります。

それでたばこの製造を唯一行なって良いのはJTだけということになり、さらには国内でのたばこ販売シェア率も60%を占めているのです。

たばこ業界の現状ってどうなってる?

喫煙者が減ったことや、健康志向の人が増えたことでたばこ産業は右肩下がりになっていると思われていますが、実際は日本たばこ産業の事業は国内においても、海外市場においても優位にあり、存在感を増していると言われています。

つまり、どんどん成長している業界だということです。実際JTのたばこ事業は、「フィリップモリス」「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ」に続いて、世界第3位の販売数を誇っています。

そうした成長の背景には、海外の企業を買収し提携したことで、世界130の国や地域において事業を展開できているという点にあります。

さらに「加熱式タバコ」のような、火を使わず煙が発生しない製品を開発し、喫煙に伴う健康のリスクに配慮した製品を提供していることも、市場の拡大や成長につながっているものと思われます。

日本たばこ産業での仕事内容や種類について

では、日本たばこ産業(JT)で働く上でどんな職種があるのか、どのような仕事を行なっているのか、その仕事内容について見ていきましょう。

現在JTグループで働く人は全体でおよそ45000人ほどのようです。もちろんJTはたばこだけでなく、食料や飲料品も製造販売していますから、全員がたばこ事業に携わっているわけではありません。

JTでの職種はおもに「研究開発職」と「総合職」に分かれています。法務系スタッフと位置付けられる「総合職」では、基本的な法律の知識を身につけて、企業内の法務に関わる業務全般を担っていきます。

「研究開発職」は、成分の研究や開発に当たる仕事を担います。たばこに関する専門的な知識もそうですが、プレゼンテーションスキルや、マーケティングに関する詳しい知識も求められる職種です。

しかしたばこ業界の職種はこれだけではありません。製造や生産に関わる人、物流や輸出入に関わる仕事を行なう企業、企画販売を担う仕事などさまざまあります。

関連グループ企業と事業内容

日本たばこ産業グループの子会社になっている企業や、事業内容や仕事の種類についても合わせてご紹介していきましょう。

日本フィルター工業株式会社

日本フィルター工業株式会社

www.jft-l.co.jp

本社と技術開発センターは東京都墨田区にあり、他に東京、石川、福岡の3県に工場を構えています。

主な事業内容は、JTおよび海外のグループ会社で製造されているたばこ用のフィルタープラグの製造になります。

職種は「事務職」と「技術職」に大まかに分けることができます。事務職は、総務や財務、調達といった一般事務作業を担うところです。

技術職では、フィルターの生産管理や機械設計、製品の開発を行ないます。フィルターを製造する技術力が求められる職種です。

TSネットワーク株式会社

TSネットワーク株式会社

www.tsnk.co.jp

TSネットワークは、日本のたばこの流通を担当する企業です。本社は東京都大東区ですが、他に札幌、東京、名古屋、大阪、福岡に支社を持ち、さらに全国に流通センターや配送センターを置いています。

国産たばこの配達業務全般や集金といった業務、輸入たばこの卸売り、保税、通関、倉庫事業や商品卸売り事業を行なっている企業です。

ジェイティ物流株式会社

ジェイティ物流株式会社

www.jtlc.co.jp

東京都中央区に本社があります。たばこの原材料や製品の運送や保管、物流といった仕事を行なっている会社です。仕事の種類をさらに細かく分けますと、4つに分けられます。

○運送・保管

たばこ製品、原料となる葉たばこ、巻紙やフィルムといった材料を、それぞれの特性に合わせて輸送、保管する業務。葉たばこを耕作している人の元に行き集荷することや、全国のたばこ販売店に製品を配送する仕事を、安全かつ円滑に、効率よく行なっています。

○たばこ物流管理

親会社であるJTの物流部門として、計画系オペレーション業務を担っています。サプライチェーンの最適化に貢献できるよう、企画を提案したり、調整実行したりしています。

○輸出に関わる事務代行

海外に保管している原材料や、海外サプライヤーの材料を輸入することや、日本で製造されたたばこを海外市場に送る役割を担っています。

○その他

たばこ販促品の加工や、たばこ製造機械の輸送、JTグループ企業に物流施策の企画や提案を行なっています。

日本たばこ産業(JT)の平均年収はどれくらい?

business man writing question about 2014 on graph

日本たばこ産業の平均年収はおよそ「857万円」と、他業界と比べるとやや高めの水準になっています。ここ数年の平均年収の変動もほとんどなく、安定した収入を得ていることが分かります。

平均年齢は42,4歳で、平均勤続年数は18,5年という数字が出ていることからすると、転職する人や辞職する人は少ない業界なのかもしれません。

日本たばこ産業の推定生涯賃金は「4億1177万円」です。一般的な生涯賃金が「2億1803万円」という平均なので、日本たばこ産業の収入は高い水準と言えるでしょう。

さらに細かく分けて年収を見てみたいと思います。

学歴別

・高卒→618万円 ・高専・短大卒→657万円 ・大学卒→857万円

役職別

・係長クラス→943万円 ・課長クラス→1266万円 ・部長クラス→1585万円

雇用形態別

・非正規社員→463万円 ・正社員→857万円

年代別

・20代前半→554万円 ・20代後半→648万円 ・30代前半→749万円 ・30代後半→835万円 ・40代前半→918万円 ・40代後半→1010万円 ・50代前半→1069万円 ・50代後半→1048万円 ・60代前半→816万円 ・60代後半→785万円

こう見てみると、40代後半から50代前半がピークで高い年収をもらえることが分かります。やはりキャリアを身につけたり、役職を得たりすることが年収アップにもつながっていくということですね。

さらに、日本たばこ産業は年収水準が高いだけでなく、残業や少ないことや、有休を取りやすいといった待遇面の良さでも高い評価を得ているようです。

福利厚生制度もしっかりしているので、出産や育児休暇を取りたい女性たちも働きやすい職場として人気を得ています。

育児休暇はもちろんのこと、補助金がもらえることや、時間を減らしての出勤が可能であること、さらにテレワークといった方法で柔軟に働くことができるようです。

ライフワークとのバランスを取りやすい企業であることが分かります。

日本たばこ産業の転職事情はどうなってるのか

日本たばこ産業は給与水準が他業界より高いこと、福利厚生制度の待遇が非常に充実しているといった点から、転職する人が少ない企業のようです。

もちろん新卒採用もしていますし、キャリア採用も随時募集していますが、このように条件の良い企業ですから、転職したい人も多く、非常に採用倍率が高い業界です。

ということは、中途採用で転職を狙うとするなら、他の人が持っていないスキルや資格、キャリアなどアピールできるポイントを何かしら持っていることが、採用されるための必須条件になってくると言えるでしょう。

しかし転職を考える前に覚えておきたいのは、日本たばこ産業は独占市場ということもあり、国内での競争意識はほとんどありません。それに加えて、大きなグループ組織ですから、企業のやり方に合わせていく必要もあります。

ということは、常に自身にモチベーションを持ちながら、向上意識の高い仕事を求めている人や、ベンチャー企業や中小企業で企画や提案を受け入れてもらいやすく、即決断というやり方が通用してきた人にはあまりやりがいを見いだせないかもしれません。

働く環境や条件としては転職をおすすめできる業界ですが、やりがいやスキルアップを目指したい人にはあまり転職は向いていない業界と言えるでしょう。

たばこ業界で働きたいなら

JT

www.jti.co.jp

たばこ業界で働きたいと決めたなら、次は「求人探し」になりますね。

一般的な求人の探し方だと、ハローワークに行ったり、求人情報誌を見たりする方法が多いと思いますが、たばこ業界の場合「日本たばこ産業株式会社」に絞られてきますから、JTのホームページを見るのがいちばん手っ取り早い方法です。

JTのホームページを見てみると、「採用情報」というコーナーがあります。「新卒採用」「経験者採用」「JTグループ企業採用」に分かれています。

JTグループ企業というのは、JTの子会社での採用になり、たばこ関連だけでなく、食料品や医療品の製造や販売に関連する募集もあります。

では「新卒採用」と「経験者採用」に絞って、採用されるのにどんな条件を満たしていると良いのか、求められているスキルなどを簡単に取り上げてみましょう。

新卒での採用条件

■総合職(営業、商品企画、生産・品質管理、技術研究開発、設備設計、事業計画など)

総合職の採用は、4年制大学または大学院を卒業・修了していることが条件です。高専などの学士以上の学位を取得している人も採用の対象となります。

勤務地は国内か海外の拠点事務所のいずれかから配属になるようです。

■正社員(たばこ製造設備、機械の操作・メンテナンス作業、製造工程開発業務、品質管理など)

高等専門学校、短大、専門学校のいずれかを卒業・修了していることが採用の条件です。

■研究開発職(たばこ基礎研究、応用研究、製品開発業務)

4年制の大学、および大学院を卒業・修了している人、または高専などの学士以上の学位を取得している人が採用の対象となります。

収入や福利厚生等の待遇面の条件は、総合職も研究開発職も同じになっています。

キャリアでの採用条件と求められるスキル

■総合職(法務系スタッフ)に求められてること

たばこに業界で働くために必要な専門的な知識「リーガルマインド」や、相手のニーズを的確にとらえ情報収集する「コミットメント」スキル、

問題の本質を明らかにし改善するために最後まで責任をもって取り組むうえでの「執着心」や「瞬発力」といった姿勢といった素養が、キャリアの採用条件として挙げられています。

法律を学び、法的な知識を身につけるだけでなく、あらゆる分野や領域、世界に関心や興味を持って、幅広い視点でビジネスを行なえる人が求められています。

それで法務に関する事が主な仕事内容ではありますが、司法試験に通っているとか、法曹資格を持っているというだけで採用はされないですし、採用後も資格の取得が必須条件にはなっていません。

■研究開発職に求められていること

研究開発の中でも、担当する職種内容によっても採用条件は違ってきますが、たとえばこのような条件がスキルとして挙げられています。

・事業開発、またはビジネスディベロップメント業務の経験が5年以上ある

・高いコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、リーダーシップを持っている

・TOEICスコアが730点以上、もしくは同等の英語力を持っている人

・契約の起案・審査業務の経験が3年以上ある

・社内外の関係者や、国内外の弁護士と協調して仕事を行なえる人

・製薬会社での製剤開発および研究に10年以上携わってきた人

・CTD、IND、IMPD資料作成に精通している人

・修士課程修了もしくは同等以上の能力を有している人

・薬理学、生化学の専門知識や技術を有し、指導力のある人

転職の際に役立つサービスを利用しよう

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国内でのたばこ業界の仕事は「日本たばこ産業」関連に絞られるため、他の業界や職種とは違い、比較的求人情報を探しやすいのがメリットです。

しかし人気の高い業界なので、たとえ募集をかけていても倍率が高く、採用されにくいのがデメリットになってくることでしょう。

そんな時に利用すると良いのは、採用に有利に働きやすい「転職サービス」です。

特に転職のプロであるキャリアアドバイザーに相談に乗ってもらえる「転職エージェント」を活用すると良いでしょう。

「転職エージェント」を利用することには、たくさんのメリットがあります。

たとえば、いま自分が持っている資格や経験、スキルに関する情報を元に、転職アドバイザーがどんな企業や業界が自分に合っているかを判断してくれます。

求人を探してくれますし、転職に必要な履歴書や職務経歴書の添削指導も行なってくれます。採用担当者の目に留まりやすい、書類の書き方のノウハウを教えてもらえるのです。

他にも、面接対策をしてくれたり、採用担当者に自分のことを推してくれたりします。エージェント側は、提携している企業に担当する求職者を採用してもらえればもらえるほど、それがペイバックにつながるので、熱心に企業側に推薦してくれるというわけです。

ということは、一人で企業に応募するよりも、採用される確率が高くなるということになります。

内定が決まってからも、企業に対して待遇や給料面などの条件交渉を代わりにしてもらえたり、入社までの準備や手続きもしてもらえたりと、手厚いサービスをすべて無料で受けられます。

一人で転職活動を進めるよりも効率よく、求人探しを進めていくことができます。倍率の高いたばこ業界ですからなおのこと、一人で転職を進めるよりも、転職のプロに相談しながら求人探しを進めていった方が良いと言えるでしょう。

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