【バイオ関連業界の仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

【バイオ関連業界の仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

バイオという言葉を時折ニュースやCMなどで耳にする事があるかもしれません。基本的にバイオ業界とは、バイオテクノロジー関連の業界のことを指します。バイオというのはバイオロジーの略で、これは生物学を意味しています。それにテクノロジーという言葉が加わると、生物工学や生命工学といった意味を持ちます。簡単に言えば、生物に関連した知識や機能を人間生活に便宜的に還元するのがバイオテクノロジーと言えるでしょう。

バイオ業界の基本情報

Earth at night was holding in human hands. Earth day. Energy saving concept, Elements of this image furnished by NASA

バイオテクノロジーと聞くと、あまり日常生活に馴染みがないという気がするかもしれません。しかし実は身近な所でも関係している技術です。下に主なバイオテクノロジーの応用分野をあげてみたいと思います。

食品

まずは食品です。バイオテクノロジーでは細胞レベルで動物や植物を操作します。そのため効率よく繁殖活動や食糧生産を可能にすることができます。例えば植物の場合は、遺伝子操作などによって虫に強くなるような作りにできます。動物の場合は体外受精でより生産量を増やす事ができます。最近「遺伝子組み換え作物」という言葉をよく聞く事がありますが、これもバイオテクノロジーの一つです。

環境やエネルギー

Beautiful girl (woman) farmer smiling watching the grape fields, holding a black board, in a shirt, wearing a straw hat. Concept ecology, wine bio product inspection water natural products agriculture

環境を守るために、バイオテクノロジーを使って環境にやさしい素材を開発することも応用方法の一つです。この分野では例えば、バクテリアを使って効率よく汚水を処理したり、捨てられてもちゃんと自然に還るプラスチックを作ったりします。

エネルギー分野では石油などに依存しないエネルギー開発が注目されています。「バイオ燃料」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これもバイオテクノロジー由来のものです。有名なところでは「バイオエタノール」というエネルギーが注目されています。

医療関連

最近iPS細胞やES細胞といった専門的な言葉が聞かれるようになっています。これらはいわゆる再生医療において欠かせない存在ですが、再生医療にもバイオテクノロジーが応用されています。

iPS細胞は、山中教授が発見した細胞で、再生医療への関心を一気に引き寄せましたが、今後研究や開発が加速する可能性が多いにあります。「あまり医療に詳しくない」「興味がない」という人もiPS細胞について耳にした事があるでしょう。それだけバイオテクノロジーは注目されています。またワクチン開発や遺伝子検査などの分野でもバイオテクノロジーは注目されています。

工業分野

バイオテクノロジーは生物学技術のため、あまり工業面とつながっているイメージがないかもしれませんが、実際はものづくりとも関連が深いです。例えばバイオテクノロジーを利用することで石油燃料からプラスチックを作る代わりに、グルコースを発酵させて原料を開発する事が可能になっています。つまり限られた資源から脱却して新しいモノづくりができるようになってきています。 石油は枯渇する事が懸念されていますが、このような技術が代用されれば問題が解決されると期待されています。

バイオ業界のデータ

science, biology, ecology and research concept - close up of young female scientist wearing protective mask holding petri dish with plant and soil sample over blue background and virtual charts

バイオテクノロジーが関わる市場の事をバイオエコノミーと呼ぶ事があります。日本語では生物(学)経済と呼べるでしょう。経済協力開発機構によると、加盟国における2030年のバイオエコノミー市場はGDPの約2.7%になると推測されています。

金額にすると約200兆円です。医療・医薬などの健康に関連した分野や、環境分野、食料・エネルギー分野などそれぞれの分野においてそれぞれ発展が期待されていて、成長産業に位置付けられます。近年DNA解析などがより進んでいるため、これまで以上に生物情報が集積され、バイオエコノミーの拡大を後押しすると言えるでしょう。

現在の日本においては、まだまだ規模はそれほど大きいわけではありません。2015年時点で約3兆円ほどの規模です。もちろん全体でみれば3兆円はかなり大きな数字ですが、バイオテクノロジーの可能性を考えるとまだまだ成長の余地は大いにあると言えるでしょう。

ただしこの分野での国内産業は着実に成長しているのは確かです。2000年代初期から2015年までのデータを見ると倍近くの市場規模が形成されています。そして今後右肩上がりに成長していくと予測されます。

とはいえ市場の内訳をみると、医療や健康面は過半数を超えた割合を締めているものの、工業面ではまだまだ1割程度です。そのため今後偏りなく全ての産業においてバイオテクノロジーが組み込まれていくことが期待されます。

役立つ資格やスキルは?

バイオテクノロジーを活かした企業で働きたいという場合、特に研究職において重要なのは知識です。科学や生物工学の知識、臨床統計学や薬理知識、医療知識などです。食品分野においては発酵や醸造の知識が必要でしょう。 環境やエネルギー関係においては機械工学や応用化学なども重要です。

バイオ関連の研究や企業は多種多様なため、他にも重要とされる知識は幅広くあります。

バイオテクノロジーはほとんどどの産業でも応用できる可能性がある技術です。そのため今後は、バイオテクノロジーとその他のテクノロジーを掛け合わせた製品や研究開発が進むと推測できます。例えば最近よく耳にするAIやITとの融合が進むかもしれません。

こうした分野でのスキルを持っている方は、貴重な人材となりうる可能性があります。もちろん開発や研究といった理系分野ではなく、営業やマーケティングといった文系の仕事の場合は、理系職ほど専門性の高い知識やスキルを持っている必要はないでしょう。

バイオ業界の代表的企業

バイオ業界の主要な企業を簡単に紹介して、企業に関する口コミ情報も合わせて参照したいと思います(参照サイト:https://doda.jp/,https://en-hyouban.com/)。

タカラバイオ

タカラバイオ

www.takara-bio.co.jp

タカラバイオ株式会社は、もともと宝酒造株式会社として有名でしたが、現在はバイオ事業に力を入れていて、遺伝子に関連する事業を展開しています。研究用試薬や研究受託サービス、理化学機器などを提供しています。2019年3月期の連結売上高は358億円を予想しています。過去5年間の平均年収は626万円でした。社員の口コミ情報には以下の様なものがあります。

「設備が整っており、自分のやるべき事が明確になっていることは、入社して良かったと思う。内部統率がとれているようで、とれてないことが多い。まだ個人の判断でワンマンプレーしている社員がいる」

「女性が比較的多く、女性の管理職もいる。違う部署の方同士でも挨拶を交わす。女性が多い割には、ドライな関係が多い。(噂等があまり聞こえてこない)年齢を重ねても、女性がたくさん働いている。理系が多いので、実質主義」

「残業に関して、やりたい人を優先します。勤務時間は基本的に8時間を守っています。忙しい時期に、話し合うことで決めます。社員に負担を感じません。ここも良かったと思います。それで仕事の質が高くなってきました」

「給料に関して、毎年面談会が行っています。話し合った上で、給料を上げることになっています。同業界の他会社より、良い待遇だと思います。それで、辞める社員がほとんどいません。仕事と報酬を同時に考えている所は良い点だと思います。」

「1.会社は社員の意見を尊重し、できれば採用します。女性社員に、育児、出産に優先的に考え、両立しやすい環境を作ってあります。2.仕事量、内容などと報酬を考慮して、つけます。3.社員に自ら向上をアップできるような環境を整えています」

コスモ・バイオ株式会社

コスモ・バイオ株式会社

www.cosmobio.co.jp

コスモ・バイオ株式会社は研究用試薬の最新情報を提供する会社です。ライフサイエンスの研究用試薬や臨床検査薬の輸出入販売も手掛けています。約1,200万という膨大な商品のレパートリーを持っています。研究用試薬販売が順調です。2018年の連結売上高は75億円と予想されています。過去5年間の平均年収は646万円でした。社員の口コミには以下の様なものがあります。

「社内研修制度が充実していてなりたい自分になることができます。経験が少なくても大きなプロジェクトに参加させてくれたりするので否応なしにいろんな知識や経験が身につきます。自由に発言できる空気なのでいろんな人と話して成長が実感できます」

「まだ未発達なところが多いのですが、自分でどんどん新しいことを始めること、失敗しても受け入れてくれる土壌があります。給与・福利厚生など非常に充実して、腰を落ち着けてじっくり仕事ができるところがとてもいいです」

「社員を解雇した事がない。基本的には終身雇用に近い。ほぼ転勤がない。子どもがいる社員に手厚い。管理職にも大きな責任が課されない」

「研究業界に特化した商社のため、顧客の財源が国家予算や大手企業の研究費であり、大きな増減がない。そのため、業績に大きな変化がなく安定している」

「年功序列で基本的に基本給が下がることはない。賃貸住宅に住んでいれば、最大100万円を超える手当を支給される。残業代が社内にいれば満足支給される」

東洋紡

東洋紡

www.toyobo.co.jp

東洋紡は衣料繊維事業や機能樹脂事業をメイン事業としています。それ以外にも不織布の製造や加工、販売、バイオ製品、医薬品や医療用具などの製造、加工、販売も手掛けています。2019年3月期の連結売上高は3,440億円を予想されています。過去5年間の平均年収は620万円となっています。社員の口コミ情報を見てみましょう。

「年休は積極的にとるように指導されます。介護や育児に対応する休暇やボランティア休暇など各種休暇が整備されてます」

「寮や社宅などは重質してると思います。賃貸居住者には住宅手当がありますが、地域によって金額の上限が決まってます。」

「ここ十年くらいで中途入社の人が増えました。皆さんよくなじんでバリバリ頑張っています。中途者への特別視とかもないと思います。」

「働きやすい環境だと思います。結婚、出産を経て活躍している方が多く、事業者内に保育園設置など女性に考慮した環境だと思います。」

「福利厚生はまだきちんとしていると思う。独身寮や社宅も安くで入居できる。しかしかなり老朽化しているので、綺麗さは期待できない。食事も社員食堂で安くで食べることができる。」

「会社に残っていたら残業をきちっと付けるように指導されており、サービス残業になっていないかチェックされている。(実労働時間と申請した残業時間のかい離が一定以上開くと上司の指導があり、さらに一定以上残業があると産業医との面談に呼び出される)」

ユーグレナ

ユーグレナ

www.euglena.jp

ユーグレナはユーグレナなどの微細藻類の研究開発や生産、バイオ燃料の開発、化粧品販売などバイオテクノロジーを使った様々な分野での事業展開を進めています。ユーグレナはミドリムシのことですが、ミドリムシは食品としても使用できるものです。注目されているバイオ燃料の開発に力を入れているため、さらなる成長が期待されています。2019年9月期の連結売上高は165億円を予想されています。過去5年間の平均年収は541万円でした。社員の口コミ情報には以下のようなものがあります。

「ミドリムシという珍しい素材を使ているので優位性があると思います。事務作業をする中でも、会社が急成長しているのを感じます。」

「商材の特性上、様々な業界と関わることができる。異なった業界のベテランの方々とお話しできるのは、視野を広くもてるし、何より楽しい。」

「同じ事務作業をするのでも社会の役に立っているという実感を得られます。社会貢献を掲げている会社で働けていることに誇りを持っています。」

「各案件を「担当」としてひとりで任されているので、プロデュース力や、マネジメント力が若いうちから磨ける。良くも悪くも小さな会社なので、会社全体を見据えたものの考え方が身に付く。」

「【アイデア実現までのスピード感】正式なルートで手続きを踏むと、非常に遅いですが、根回しをした時点で、進められることが、ほぼ確定なので、提案(根回し)と、正式な手続きを同時並行で進めることで、早く動かせます。」

「ベンチャー企業なので、提案をした新しいことは、たいてい進めることができます。ただ、若く経験の少ない社員が多いので、協力をしてもらっても、結構、意図せずつまづくことが多いです。」

バイオ業界への転職事情

Genetic research and Biotech science Concept. Human Biology technology on abstract digital background.

バイオ業界は多くの産業と関わりが深い業界のため、将来の安定性という意味では期待が持てる業界です。特に医療や環境・エネルギー、食品、工業など今後安定して成長が期待される分野との結び付きがあるため、業界需要が著しく下がってしまう可能性はさほどないと言えるでしょう。

ただし専門性が高い業界のため、もし研究や開発面で関わりを持ちたい場合は、それなりの学識が求められる可能性があります。それがない場合は、理系ではなく文系の仕事でのアプローチになるかもしれません。

バイオ業界に転職する方法は?

バイオ業界に転職したい方は、転職サポートサービスにまず登録しましょう。転職サポートサービスは近年人気が高まっている就職サービスですが、自分一人で転職活動をするよりも得られる情報量の多さや、効率が格段に上がります。以下にオススメの転職サポートサービスサイトをいくつかご紹介します。

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エンエージェント

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