【マンション管理士の仕事】求人の探し方や給料・待遇も徹底解説!

【マンション管理士の仕事】求人の探し方や給料・待遇も徹底解説!

マンション管理士というのは、マンションの維持や管理に関して専門の知識を持ち合わせており、その知識からマンションのコンサルティングをする専門家の事を指します。例えば、建物の構造上の技術問題を扱ったりする人のことです。近年では、次から次へと新しい大型マンションが建設されていますから、建物の維持管理をする業務も需要が高まっているといえます。では、実際にマンション管理士というのはどのような仕事なのでしょうか?何か資格は必要でしょうか?今回は、マンション管理士について詳しく見ていきたいと思います。

近年では、次から次へと新しい大型マンションが建設されていますから、建物の維持管理をする業務も数多く求められています。

でも、実際にマンション管理士というのはどのような仕事なのでしょうか?何か資格は必要でしょうか?今回は、マンション管理士について詳しく見ていきたいと思います。

では、まずはマンション管理士とはどのような業種の人たちの事を指すのでしょうか?また、どの様な仕事をするのかを見ていきましょう。

マンション管理士とはどのような人たちの事か?

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マンション管理士というとどんなイメージでしょうか?多くの人は、マンションに常駐している管理人の事を思い浮かべるかもしれません。しかし、そのイメージはここで言うマンション管理士とは少し違います。

マンション管理士というのは、マンションの維持や管理に関して専門の知識を持ち合わせており、その知識からマンションのコンサルティングをする専門家の事を指します。例えば、建物の構造上の技術問題を扱ったりします。

具体的にはどのような仕事を行なうのでしょうか?

マンション管理士としての業務は多岐にわたりますが、一例として、管理費や修繕積立金の会計監査、予算案や予算改定案の作成、総会や理事会などの運営、管理規約の改正や見直し、管理コストの見直しと削減、マンション分譲の相談や助言、管理委託会社の選定と変更などが挙げられます。他にも、災害などが起こってマンションを緊急に補修しなくてはならない場合にも必要な助言を与えたり、外壁の張り替えなどの大規模修繕に備えた修繕積立金の取り扱い、大規模修繕工事の会社選定と手続きなどの代行の仕事も行ないます。

このように考えると、やるべき業務が沢山ありますね。

マンション管理士の仕事を簡単にまとめると、マンション管理組合のサポートをする事と、コンサルティングを行なうという事になるかと思います。

マンションとなりますとその建物に何十もの、または何百もの世帯が住んでいますから、共有部分や敷地利用などの権利関係が複雑で、時にはそれで揉めてしまうということもあります。そうした、権利関係と利害関係を調整するためにマンション管理組合があるのですが、組合員はマンションの維持や運営に関して詳しい知識があるわけではありませんので、時には組合が機能を全く果たしていない状況のマンションも存在してしまいます。そうした問題を避けるためにマンション管理士が必要とされます。

住民同士のトラブルを解決するためにもマンション管理士が間に入ることもあります。例えば、ペットや騒音に関する問題などで、当事者同士だけでは解決できない場合などです。管理規約がどのようになっているかということだけでなく、感情面でも解決を図れるようにサポートしていきます。中立の立場で意見を述べたり物事を扱うマンション管理士は信頼を置かれることでしょう。

では、具体的にどのような仕事をして1日を過ごすのか見てきましょう。

マンション管理士の1日

Time Timing Punctual Schedule Management Concept

マンション管理士は、営業や打ち合わせが多く、社外のお客様に会いに行くことが多い仕事です。仕事内容や会社によってどのような1日になるかは異なりますが、平均的な1日を見ていきたいと思います。1日の流れを、イメージとして参考程度にみてくださいね。

朝9時に出勤し、朝一番で打ち合わせを行ないます。契約件数に関する報告や、連絡事項などを話し合います。マンション管理士だからといって、一切営業の仕事はしないという事はなく、顧客を開拓しながら契約件数を伸ばしていかなければならないので、この朝の打ち合わせでどのように契約件数を伸ばせるのかを話し合い検討します。営業成績が伸び悩んでいると、どうしたらいいのかと方向性についてなど上司や先輩からアドバイスを貰えるかもしれません。

10時30分ごろから管理組合の総会会場に行きます。組合が行なう総会というのもマンション管理士が管理運営していく事があるので、その総会の会場を準備しに行きます。会場の手配や、弁当の予約、机や椅子を並べたりと準備し確認します。

12時30分ごろにお昼休みになります。昼食は社外で取ることが多く、お客様とお客様の訪問の合間に取ります。会社が近ければ会社に帰って取ることも可能ですが、会社が遠い場合には、いちいち会社に帰っていたのでは時間のロスとなってしまいますので、効率よく昼休みを取る必要があります。時には忙しくて昼食を取る暇もなかったという事もあります。

13時30分には組合との会合があります。管理規約の改定などの説明や提案を行ないます。会合がスムーズに終わると、住民の方とその場で井戸端会議になることがよくありますが、こうした機会は住民の方と親睦を深めたり、貴重な意見を聞く機会となるので大切です。

15時ごろには一旦会社に戻ります。午前中に伺ったお客様の資料をまとめたり、上司への報告を行ないます。

16時30分には、もう一度社外へ行きます。共有スペースの使用に関してトラブルが発生しているかなどの問題を見て回ります。私物を共有スペースに置きっ放しにしていないだろうかなどもチェックしていきます。この際には、マンション在中の管理人さんと連携し、他にも何かトラブルや問題はないか確認します。

18時30分に社内に帰り、資料を整理します。資料が整理できたら帰宅です。

このように見ると、ほとんどの時間を社外で過ごし、忙しく飛び回っている様子がみれますね。

では、マンション管理士として仕事には、どのようなやりがいがあるのでしょうか。

次はその点を見てみましょう。

マンション管理士としてのやりがい

Image of business partners discussing documents and ideas at meeting

マンション管理士の1日を見ますと、忙しいのがよく分かりますが、やりがいとしてはどのようなものがあるのでしょうか?

問題解決ができた時

多くの人が住んでいるマンションですから、どうしても様々な問題は生じてしまうでしょう。特に、全く関係のなかった人同士が一つの建物の中で生活するので、問題が起こってしまうのは仕方のないことでしょうが、それだけ問題解決に至るのも難しいと言えます。問題としては先ほども少し触れましたが、騒音問題やペット、共有スペースの使い方などで問題が生じる場合があります。

しかし、マンション管理士は専門の知識や経験からそのマンションに住んでいる人の立場に立って、諦めずに対応を続けていきます。問題解決に至り住民の方達が安心して暮らしていく事ができるように見届けていく時に、マンション管理士としてのやりがいを感じれる一コマだと思います。

住民の人生に寄り添うことができる

マンション組合から信頼をかち得るには、組合の利益を守り適正なものとなっているか確認し、運営して行くことが必要となってきます。建物の修繕費用の積立や総会、理事会を代行することもあります。また、別のマンションを購入しようとしている住民にアドバイスしたり、管理委託会社の変更手続きなども行ないます。こうしたことは、住民の人生に寄り添いながら進めていく事ですから、人の役に立てているという実感と、社会貢献にもつながっているという達成感を得ることができます。

大規模修繕工事が終わった時

大規模修繕はマンション管理士としての代表的な仕事の一つです。計画し、見積もりをとって、理事会などで議論を交わし、その話し合いを上手にまとめながら、そして着工となります。工事に取り掛かっても生じてくる予想外のトラブルなどに対応しながら、遂に工事が完了します。中には、計画から工事終了までに2年もの長い期間を要する事もあります。

金銭的にも数千円から規模によっては数億円もかかる為に、マンションに住んでいる人の関心も非常に高く、なぜ今工事が必要なのか、どのように取り掛かっていくのかといった内容を、専門的な用語だけでなく分かりやすく噛み砕いてマンション住民に説明していかなければなりません。

こうした事柄を全て終え、足場が外れて修繕が終わり綺麗になったマンションを見た時に、大きな達成感を味わう事でしょう。

では、次にマンション管理士として大変な事柄も見ておきましょう。マンション管理士になってから、こんなはずではなかったと思っても遅いので、自分のなかでイメージしてみましょう。

マンション管理士として働く上で大変なこと

Difficult conversation with a customer

やりがいもあれば、大変な面もあることでしょう。どのようなことがマンション管理士として働く上で大変になるでしょうか?

トラブルの解決策がなかなか見いだせない時

先程は、マンションの中で起きたトラブルを解決できた時にやりがいを感じると書きましたが、それとは逆に問題解決になかなか至らない場合もある事でしょう。住人の数だけ要望もありますし、人それぞれどのように解決して欲しいか要望も異なります。

時には、自分の意見だけを通そうとしてクレーマーになってしまう住民の方もいます。そうした場合、どのように対応していけばいいのか悩むこともあると思います。

休みがほとんどない

マンションの管理業務というのは基本的に24時間、365日求められます。残業も多いですし、平日に住民が集まることは難しいので多くの会合は休日に行なわれます。そのため、自分で自由に休みを取れることがあまりないので、そうした面では大変さがあるかもしれません。

では、マンション管理士になるにはどうしたらいいのでしょうか?何か資格などが必要なのでしょうか?そうした点も考えていきましょう。

マンション管理士になるには?

Waiting for inspiration. Thoughtful young man holding hand on chin and looking away while sitting at his working place

まずマンション管理士になるには、マンション管理士試験に合格しなければなりません。

マンション管理士の試験とはどのようなものでしょうか?

この試験を受ける為の受験資格は特にありません。学歴や年齢や実務経験は関係ないという事です。誰でも受験可能です。試験は年に一回、毎年11月に行われます。試験地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇で受験できます。合格率は8から10パーセント程度となっていますので、比較的難しい資格試験といえます。

では、試験の内容はどのようなものでしょうか?「法令および実務」「管理組合の運営」「建物の形質、構造」「マンション管理適正化推進法」の4つの分野から50問出題されます。そのうち最もウエイトを占めているのが、「法令および実務」の中の区分所有法と民法で、全体の30パーセント以上の割合で問題が構成されています。

「区分所有法」はマンションに関わる基本的なルールを定めている法律です。マンションの管理に関するルールの見本の標準管理規約を中心に出題され、区分所有法と基準管理規約を比較する問題やマンションの管理の現場で実際に問題となった事例についての裁判を題材とした出題も多くあります。

「民法」では、法令や判例についてのマンションに関わる知識が具体的な事例として出題されます。複雑な事例を出題されることもあるために、正確に事例を把握する力とそれを解決する為の深い理解が必要となります。マンションの会計や財務の知識も必要です。

次にウエイトを占めているのが「マンション管理適正化推進法」の5問です。マンション管理に関するマンション管理士やマンション管理業者が守るべきルールを定めた内容からの出題です。用語の定義、マンション管理士に関する知識は毎年出題されています。しかし、このマンション管理適正化法の5問は類似資格である管理業務主任者に合格していれば免除されます。

マンション管理士試験に合格後は、マンション管理士として登録し、初めてマンション管理士として名乗る事ができます。登録に当たっての要件は特にありません。実務経験や講習は必要なく、マンション管理士試験に合格し、所定の手続きを踏めば登録できます。

登録後は5年毎に法定講習が義務付けられています。これを受講しなければマンション管理士登録を取り消される事もありますし、一定期間マンション管理士を名乗ることを禁じられたりもします。

では、どのような勉強をして試験に臨む事ができるでしょうか?

「様々な法律について」

マンション管理士は様々な法律を中心に幅広い専門知識を身につける必要があります。例えば、区分所有法を中心にして「民法」「民事訴訟法」「破産法」「民事執行法」「宅健業法」「警備業法」「下水道法」「電気関連法」「消防法」「マンション標準管理規約」「建築基準法」「不動産登録法」などたくさんあります。法律では、専門用語も出てきますから、そうした用語も覚える必要があります。

「暗記できることは出来るだけ暗記する」

暗記すべき分野もたくさんあります。構造や設備に関しては暗記をする事がポイントとなってきます。実際にマンションに足を運んで構造を把握しようとするなら知識が深まっていきます。

「会計や簿記の知識」

管理組合の運営に関する知識が求められてきます。マンション管理士試験でも管理組合の会計に関する問題が出題されているので、簿記の知識も大切です。管理組合の会計はほぼ決まった処理しか要しませんが、実務上でも必要となってきますから簿記検定3級程度の知識はつけておくと役立つ事でしょう。

では、気になるマンション管理士の給料はどうでしょうか?次にその点をみましょう。

マンション管理士の給料について

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マンション管理士の年収の平均は400万円前後とされていて、一般的なサラリーマンの平均年収と変わりありません。しかし、マンション管理士の年収分布は300万から800万ぐらいとなって格差は大きいです。

マンション管理士としての給料や年収は高くありませんが、プラスアルファでの知識と経験を持ち合わせていたり、それが評価されまた信頼を勝ち得れば良い給料や年収が見込める事でしょう。どのような知識を持つ事で有利になるのでしょうか?先ほども少し触れましたが法律関係、建築関係、機械設備(ボイラーなど)、対人交渉術などの知識です。資格としては、行政書士、宅地建物取引主任者、建築士、ボイラー技士などを取得しておけば、仕事に活かせることでしょう。

マンション管理士が独立して開業する事は可能でしょうか?

独立開業する事は可能ですが、マンション管理士の資格のみでの独立開業は難しいようです。独立開業している方たちのほとんどは別の種類の仕事も一緒に行なっているようです。例えば、行政書士事務所、宅地建物取引業、建築設計事務所、ファイナンシャルコンサルタント事務所を開きながら、マンション管理士としての業務もこなしているという事です。

このように、マンション管理士の資格以外の資格も取得して、さらなる得意先やお客様が見込めるようなら独立開業も夢ではありません。その場合の年収は頑張り次第で1000万円も超える事もあるようです。しかし、収入の安定面では一般の会社員のようではなく、良い時もあれば悪い時もあると考える必要があるでしょう。

まとめ

Handsome businessman standing with arms crossed on grey background

マンション管理士は沢山の仕事があり知識も求められます。しかし、マンションに住んでいる方達を助ける時に、やりがいを感じる事のできる大きな仕事だといえます。マンション管理士になりたい働きたいと少しでも思っておられる方は、ぜひマンション管理士の試験対策をして合格出来るよう頑張ってみてください!!

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