会ってみたいと思わせる職務経歴書の自己PRの書き方を学ぼう!

書類選考の応募書類のひとつである職務経歴書では、自己PRをする必要があります。どれだけ面接や自身の職歴に自信があっても、会ってもらえないことには始まりません。企業の担当人事や現場の人にどのようにしたら会いたいと思ってもらえるのでしょうか?そのコツをまとめました。

職務経歴書の自己PRとは?

合ってみたい応募者

書類選考の応募書類のひとつである職務経歴書では、自己PRをする必要があります。つまり、自分の強みや魅力を文章で表現することです。

多くの転職希望者が、いざ職務経歴書を書こうとすると、どのように自己PRをしたらよいのか悩んでいる方は少なくありません。

しかし、自己PRの正しい書き方を知っているなら、どのような経歴をもっているにしても魅力的な自己PRをすることができます。まずは職務経歴書の自己PRの基本を確認してみましょう。

職務経歴書の自己PRの基本

職務経歴書の自己PRは、職歴要約では伝えることができない自分の強みを魅力的にアピールすることが目的です。

魅力的に自己PRをすることで採用担当者が、”会ってみたい”、”採用してみたい”という好印象を与えることができ、書類選考に通過することができるでしょう。

では、自己PRを作成する際に、知っておくべき基本を確認してみましょう。

読みやすい文字サイズ

採用担当者は、すべての応募者の履歴書・職務経歴書に目を通す必要があります。なので、パッと見た瞬間に”読みづらい”という印象を与えてしまうと、書類選考に通過する可能性は低くなります。なぜなら、読みづらい文章の多くは内容がまとまっていないことが多いからです。

そのため、読みづらい文章は内容もイマイチという先入観が植え付けられてしまい、せっかく頑張って作成した職務経歴書に目を通してもらうことさえできずに終わってしまうこともあります。読みやすい最適な文字サイズは一般的に、10〜11ポイント前後と言われています。

ですから、ビジネス文書として適した文字サイズで作成しましょう。また、行数は10行以内におさめることも大切です。

読みやすいボリューム

最適な自己PRの文字数は、おおよそ300文字程度と言われています。もちろん、300文字ピッタリにする必要はありません。250〜350文字程度の幅で作成することができるでしょう。

どうしても書きたいことがたくさんあり、300文字を超えてしまいそうになる場合でも、400文字以内には必ず抑えるようにしましょう。文章が400文字を超えると、長いという印象を与えマイナスになります。この長さは、原稿用紙1枚分程度の長さです。ですから、原稿用紙1枚を基準として作成することができるでしょう。

一般的に人は、1分で300文字程度の文章を読むことができると言われています。プロであるアナウンサーでも1分で350文字程度までです。ですから、自己PRを読むために2分以上かかるものは、長い文章という印象を与えるでしょう。

では、長すぎる自己PRと短すぎる自己PRのNGな理由についてみてみましょう。

1、長すぎるとNG

短すぎるよりも長い方がよいのでは?と思われる方も中にはいますが、長すぎる自己PRもNGです。なぜなら、採用担当者は限られた時間内ですべての応募者の職務経歴書に目を通す必要があるからです。そのため、もし目安の文字数よりも多いなら、流し読みをしてしまい、何の印象も残すことができない場合もあります。

また、必要な情報を簡潔に伝えることができるビジネス能力が低いと判断されてしまう可能性もあります。多くの要素を取り込むと、文章にまとまりがなくなり、文字数が増えてしまいます。このようなことを避けるためにも、自分が明確に伝えたいことをよく考え、絞ることができるでしょう。

2、短すぎるとNG

文章が短すぎると、具体性に欠けるので自分の伝えたいことを十分に伝えきることができない場合があります。また、自分の魅力を最大限にアピールする意欲がないと判断され、書類選考に通過することが難しいでしょう。

短い人の中には、面接の際に自己PRをすればよいと考えている方もいるかもしれません。しかし、職務経歴書の自己PRが短いがために、面接で会いたいと思う気持ちを採用担当者に抱かせることができず、書類選考で終わってしまう方も中にはいます。

ですから、文章が短くならないように具体的な内容も織り交ぜるようにしましょう。

応募先企業で活かすことができそうな過去の実績や成果、経験を含めること。

採用担当者は、職務経歴書の過去の実績や成果、経験などをみて、それを自社で活かすことができるかどうか判断をしていきます。ですから、どんなに自己PRをしても、それを裏付けとする証拠がないなら書類選考に通過することは難しくなります。

なので、自己PRをする際には、具体的な内容とするために、数字を織り交ぜて作成することができます。数字を盛り込ませた具体的な内容にすることで、内容の信頼性や説得力を増すことができ、好印象を残すことができます。

しかし、ケースによっては数字を盛り込ませない方がよい場合もあります。それには訪問件数のノルマをクリアすることができなかった場合や、目標売上に達することができなかったなどの未達成の数字を内容に含めることは控えましょう。

やる気や意欲を感じることができること。

未経験分野の職種や業界への転職や、経験が浅い仕事への転職の場合には、やる気や意欲を感じさせる内容にすることが特に大切です。なぜなら、経験が不足していても採用する場合には、やる気や意欲などのポテンシャルを評価して判断するからです。

ですから、自分は頑張ることができる人材であることが伝わるような内容にする必要があります。それは、単にやる気や意欲について触れるのではなく、前職で他人よりも頑張ったエピソードなどを織り交ぜることができます。

自己PRの正しい書き方とは?

採用担当者に”会ってみたい”と思わせる職務経歴書の自己PRをどのように作成することができるでしょうか?

そのポイントをみてみましょう。

人事(採用担当者)をよく知る。

応募先企業によって、採用担当者が応募者に期待することや、気にする観点は異なります。大きく分けると2つの観点から応募者をチェックしています。

それは、「経歴」と「職種」です。

「経歴」の場合

経歴に関して自己PRをするために、転職には不利だと思われている理由を覆すようなアピールをしなければいけません。たとえば、第二新卒での転職の場合、短い期間で学んできたことや、仕事を通じて本気で学んで学んだことや取り組んだことについて触れることができます。異職業への転職の場合は、応募先企業でどのように戦力として活躍することができるか、すでに身につけている知識やスキルをどのように応募先企業で活かすことができるか具体的に伝えることができるでしょう。

転職歴が多い場合は、さまざまな業種で経験したことや、視点の広さをアピールすることができます。

「職種」の場合

2つ目の観点として職種に関してどのようにアピールすることができるでしょうか?一般的に、多くの中途採用は、職種別採用を行っているので、職種ごとに志望動機をアピールすることは大切です。たとえば、営業職の場合、今までの経験や実績をアピールすることは大切です。営業販売実績を伸ばすために、どのように取り組んだのか、売り上げや利益などの具体的な数字を含めることができます。

技術職の場合は、専門性スキルだけでなく、社会人としてのスキルもアピールすることができます。また、専門的な分野だけでなく、どのように会社の組織に貢献をしてきたか、また、後進育成にどのように携わってきたかをアピールすることもできるでしょう。

販売職の場合は、接客スキル以外にどのような強みがあるかをアピールすることができます。また、販売員としての個人の力だけでなく、血組織の一員、またチームとしてどのように活躍することができるかアピールすることができます。

事務職の場合は、事務処理能力やコミュニケーション能力についてアピールすることができるかもしれません。エクセルやワードなどのパソコンに関する資格やスキルがあるならそれらに触れることもできるでしょう。

このように自分の強みをアピールしながら、それを応募先企業でどのように活かすことができるかという点を含めることが大切です。

自己PRする強みを1つに絞る。

採用担当者が、経歴と職種という2つの観点で判断することを踏まえ、自己PRをする自分の強みを考えることができます。

一般的に自分の強みは3つに大きく分けることができます。それは㈰実績や経験、㈪資格やスキル、㈫身についた力、の3つの強みです。

この3つの分野から、自分が最もアピールしたい分野をひとつ選ぶことができます。

1、実績や経験 実績や経験をPRしたいなら、今までに仕事を振り返り、どのような成功を収めてきたか思い出してみることができるでしょう。そして、どのような目標を持ち、どのように取り組み、どんな結果を出すことが出来たかを整理し、環境が変わっても同じ結果を出すことができる、という点をアピールすることができます。

2、資格やスキル 資格やスキルをPRしたいなら、応募先企業が求めている資格やスキルとフィットしているならアピールすることができます。しかし、資格やスキルを取得していることだけをアピールするのはNGです。

すでに取得している資格やスキルを、どのように応募先企業で役立てることができかをアピールするようにしましょう。

3、身につけた力 仕事上で身につけた力をPRすることもできます。それには周囲をリードしながら仕事を進めていくという強みなど、自分で自己分析することで仕事で身につけた強みを見つけることができるでしょう。

どの職種でも評価される「コミュニケーション能力」を職務経歴書の自己PRでアピールするには?

コミュニケーション能力は、ビジネススキルとして必要とされている能力のひとつです。コミュニケーション能力のある人は、相手の話すことを理解することができます。それには相手が話す言葉の裏にある意図も理解することがふくまれます。

またそれに加え、相手が理解しやすいように伝えることもできます。

さらに、場の空気を読み、行動することができるのもコミュニケーション能力のひとつです。

では、ビジネススキルとして必須のコミュニケーション能力をどのように職務経歴書の自己PRでアピールすることができるでしょうか?

具体的な実体験を入れる。

”コミュニケーション能力があります”とストレートに伝えるとは信頼性に欠けるので、実体験を織り交ぜながら間接的にコミュニケーション能力をアピールすることができます。

もちろん仕事でに実体験があるならそれに越したことはありませんが、社内ミーティングや職場での人間関係などの集団生活の中や、会社以外の組織でもアピールすることができるでしょう。

そして、自己PRでコミュニケーション能力をアピールする場合は、応募先企業がどのような人材を求めているのか?コミュニケーション能力があるならどのようなメリットがあるか?という伝え方をすることで好印象を残すことができます。

高く評価される「責任感」を職務経歴書の自己PRでアピールするには?

企業の多くは、責任感のある人を高く評価する傾向があります。なぜなら、責任感があるならどのような仕事でも全力的に取り組み、最後まであきらめることなく責任を持ち仕事をしてくれるからです。

なので、お客様に迷惑がかかるようなことが少ないため、多くの企業は責任感が強い人材を求めています。仕事を最後までやり遂げるという責任感のある行動は、ビジネスパーソンとして信頼性もあります。そのため、大きな仕事も安心して任せることができます。

では、ビジネスパーソンとして欠かせない責任感をどのように職務経歴書の自己PRでアピールすることができるでしょうか?

責任感があることで得た成果をアピールする。

職務経歴書の自己PRで責任感があることをアピールする場合は、実際のエピソードを織り込んで作成することができます。

たとえば、前職が営業をしている場合は、クライアンとの約束はどんなことでも守ったことや、目標達成数にどのように取り組んだかなどについて触れることができるでしょう。前職が事務職や経理職の場合は、経費の精算処理や入金管理、帳簿付けなど1円も間違わないように徹底的に確認して取り組んだことや、ミスが起きないようにコミュニケーションを図った点などをアピールすることができるかもしれません。

多くの企業で重視されている「協調性(チームワーク)」を職務経歴書の自己PRでアピールするには?

企業の中には、個人の実績やスキルよりも、協調性やチームワークを重視する企業も少なくありません。そのため、採用するかどうか判断する際に協調性をチェックします。

そもそもビジネスで求められている協調性とは、組織全体を優先して物事を考え、そして、行動することです。そうすることで、組織としての力を発揮することができ、組織全体の生産性を高めることができます。また、チーム全体として結果をだすために、お互いの長所を理解しながら短所を補う能力も求められます。

ですから、自分のすべき業務をこなすだけでなく、チームを支えながら相乗効果を生み出す必要があります。では、どのように協調性を職務経歴書の自己PRでアピールすることができるでしょうか?

協調性があることで得ることができたメリットや実体験をアピールする。

職務経歴書の自己PRで協調性をアピールする場合は、前職でも実体験に基づいて、そこから得たメリットや大切さなどを含めて作成することができます。

たとえば、前職が営業の場合は、どのようにチームのメンバーでサポートしながら契約まで無事に結びつけることができたかというエピソードに触れることができるかもしれません。また、会社全体の売り上げにつながるよう、どのようにお互いが協力し合ったかを含めることもできるでしょう。

前職が工場などの生産業の場合は、仕事の向上を図るためにどのようにチームとして取り組んできたかをアピールすることができるでしょう。それにはチームが一致するために努力したことや、情報を共有するためにどのようなことをしたかなど具体的に伝えることができます。

1人で仕事をしていると思われがちなデザイナーやプログラマーなどのクリエイターを前職としていた場合でも、情報の共有や技術的なサポート、ミーティングなどチームとして仕事をしていたことでしょう。生産性を上げるために取り組んできたことをアピールすることができるかもしれません。

まとめ

転職活動の書類選考に通過するためには、採用担当者が”この応募者に会ってみたい”と思わせる魅力的な自己PRをする必要があります。上記でみた点を踏まえて、自己PRをするなら書類選考に通過することができるでしょう。

もし自分で職務経歴書を作成することに不安を感じるなら、職務経歴書の作成や添削に力を入れている転職エージェントを利用することをお勧めします。