円満退職をするのに必要なこととその手順!

円満退職をするのに必要なこととその手順!

円満退職とは、会社の属している社員すべてが不満を抱かずに、快く退職を受け入れ送り出してくれる職場の状況のことです。必ずしもそうはならないことが多いですが、元いた会社への感謝の念を忘れずに行動することで、以後の自身のキャリアにとってプラスに働くこともありますので、丁寧に退職への手順を踏みましょう。

円満退職を目指したい理由とは?

円満退職を目指す

「退職」は、社会人としての人なりが現れやすい場面です。”もう最後だからどうでもいい”と考える人もいれば、”最後だからきちんと終わりにしたい”と考える人もいます。このように人によって退職に関する考え方はさまざまですが、誰もが円満退職を目指したいものです。そもそも”円満”退職という言葉にはどのような意味があるのでしょうか?円満には、文字通り、円が何ひとつ欠けていない状況を指しています。つまり、円満退職とは、会社の属している社員すべてが不満を抱かずに、快く退職を受け入れ送り出してくれる職場の状況のことです。しかし、このような状況は本当に存在するのでしょうか?実際、退職する人の理由は、人間関係のトラブルを抱えていたり、上司や先輩が仕事の量を増やしたなど何らかの問題が生じたために退職を決意したので、円満退職を本当に意味ですることができる人はごくわずかでしょう。しかし、円満退職を目指すべき理由はあります。どのような理由でしょうか?

人とのつながりを維持するため。

円満退職をするなら、社員でなくても、個人として付き合いを維持することができます。人も大きな財産なので、職場は変わったとしても個人の良好な関係を築いていくことができるでしょう。また、同一業界や職種でなくても他社の人脈は、自分が転職先で活躍することができる可能性へと導くことがあるかもしれません。たとえば、もし転職希望先が営業で、元の職場が求めているものなら、それを契約へとつなげることができます。もし円満退職をしなかったなら、このような取引を成立させることはできません。このように、人とのつながりを良好に保つことで、退職後も協力し合える関係を維持することができます。

感謝を表すため。

自分の人生の一時期を共に共有してきた仲間に、感謝をきちんと伝えることは大切です。それには、上司や先輩から怒られたりしたこともあるかもしれません。しかし、それ以上にお世話になっているはずです。ですから、関係の良し悪しに関わらず、円満退職を目指すためにも、最後はきちんと感謝を伝えるようにしましょう。このようなきれいな別れをすることができれば、社会人としてに品格を示すことに成功することができたと言えるでしょう。

リスクを回避するため。

円満退職を目指すために、笑顔で見送ってもらえることができるレベルを目標としましょう。そのためには、誠意を見せる必要があります。もし誠意を見せないなら、職場で悪い噂を流されるリスクや、引き継ぎ不足で転職後も連絡が入るリスクを背負うことになります。それに加え、過去に仕事上で生じた損害賠償の請求をされるリスクも引き起こしかねません。このようなリスクを回避するためにも、円満退職を目指しましょう。

退職を切り出す前に退職の意思を確認すること!

退職を切り出す前に、自分の退職に対しての意思の強さを確認することは大切です。その際に、なぜ退職をしようとしているのか?退職の理由についてもう一度確認してみましょう。もし一時的な衝動や、安易な考えで退職を考えているなら、踏みとどまることができるかもしれません。なぜなら、仕事を辞めるなら収入はなくなりますし、転職が成功する保証もありません。また、上司から退職を強く引き止められるなら気持ちが揺らぎ職場にとどまることにするかもしれません。しかし、一度切り出した退職は取り下げたとしても、消すことができないので、今後の評価や昇進に大きく影響してくることでしょう。このような事態を避けるためにも、退職を切り出す前に、自分の意思が決して揺るがないものかどうかを確認する必要があります。

退職に適したタイミングとは?

仕事を辞める時期は自由に決めることが出来ますが、退職はしやすい時期としにくい時期があります。そのため、円満退職を目指しているなら、できるだけ迷惑がかからないタイミングで退職するのが一般的なマナーとなっています。各会社により繁忙期は異なりますが、繁忙期を避けることは常識と言えるでしょう。では、退職に適したタイミングとはいつでしょうか?

大きな仕事を任される前

大きな仕事を任されて引き受けてしまうと、辞めにくい状況となります。大きな仕事ほど、引継ぎも大変なものとなります。また、忙しくなることで、転職活動も思い通りに進めるすることができなくなることでしょう。なので、大きな仕事を任される前に退職を切り出すことができます。

大きなプロジェクトが終了・完了した時

仕事に大きな区切りが出た時は、退職を切り出しやすいタイミングです。また、大きな責任や負担などが無くなった時も、退職に適したタイミングと言えるでしょう。

人事異動の命令が出た時

環境が変わると同時に、退職を切り出すことができます。もし人事異動後に退職するなら、大きな手間が発生します。人事異動も大きな区切りのひとつと考えることができます。

年度の区切り

年度の区切りは就職、退職、人事異動などの入れ替わりが激しい時期でもあります。このタイミングに合わせて退職を切り出すならスムーズにいくことでしょう。

自分の好きな時期に退職することができますが、もし退職の時期を悩んでいるなら、上記の区切りが良いタイミングで切り出すことができるでしょう。

ボーナスをもらってから退職するには?

ボーナスをもらってから円満退職するためには、それを切り出すタイミングが重要です。なぜなら、ボーナスをもらうことができるかどうかによって、退職後の生活に大きな影響がかかってくるからです。一般的にボーナスとは過去の働きだけでなく、今後の働きを期待して支給される賞与なので、ボーナス前に退職を切り出すなら今後の働きを期待することができないので、大幅に減額されることでしょう。場合によっては、半額以下になってしまう可能性もあります。なので、ボーナスをもらってから退職をしたいなら、ボーナスの支給が決まってから約1か月程度経過してから切り出すなら、全額もらうことができるでしょう。

誰に退職を切り出すべき?

退職をすることを決意したなら、まず最初、だれに報告することができるでしょうか?退職という重大な報告は、最初に報告する相手を間違えると大きな問題を発生させる可能性も出てきます。それには社内に余計な混乱を招いたり、誰かの尊厳を傷つけるなどのトラブルが起きるかもしれないので、最初に報告する相手は慎重に決めていくことが必要となります。では、誰に退職を切り出すできるでしょうか?同僚に伝えるなら噂で上司や社長の耳に入り、後から報告を受けた上司は気分を害することでしょう。ですから、最初に同僚に話すのはNGです。では、社長に切り出すことができるでしょうか?社長に切り出すなら、上司の管理能力が疑われてしまうことになり、トラブルを招くので、社長に最初に切り出すこともNGです。では、最初に切り出すべき相手とは誰でしょうか?それは、直属の上司です。どんな上司であったとしても自分を管理している直属の上司にまず退職を切り出すことで、退職を円満に進めていくことができます。

直属の上司への報告はいつ?

上記の退職するタイミングのマナーを抑え退職する時期が決まったなら、いつ直属の上司へ話すべきでしょうか?法律では2週間前に退職を申し出るなら、辞めることができると定められています。しかし、引継ぎなどの諸事情を考慮するなら、遅くとも退職の1ヵ月半前〜3ヵ月に切り出すなら、円満退職へと近づけることができます。なぜなら、きちんと引継ぎをするためには1ヶ月以上の時間が必要となる場合もありますし、時間にゆとりがあることで会社側が納得するまで退職交渉を行うことができるからです。しかし、有給休暇を消化したいなら、その日数にもよりますが、さらに余裕をもって切り出すことが必要になるかもしれません。

退職したい旨をどのように切り出すことができるか?

退職の話を伝えるタイミング

退職について上司に伝える際には、勤務時間外が適切です。なぜなら、退職の話し合いは、業務外の内容となるからです。そして、その際には、周りに同僚がいると話を聞かれ噂などのトラブルのもととなる可能性もあるので、別の部屋に移動するなどして、2人の状態になってから話を切り出すのがベストと言えるでしょう。

はっきりと自分の意思を伝えること。

上司と2人の状態になったら、辞めたい旨と、いつ辞めるか、の点をはっきりと伝えましょう。そして、退職することが苦渋の決断であることが伝わるような声のトーンと表情をすることも大切です。

辞める理由

たいていの場合、退職の話を切り出すと、なぜ辞めるのか?辞めたあとどうするのか?などを必ず聞かれます。円満退職を目指しているなら、辞める理由は個人的なものにすることができるでしょう。その際には、個人的な理由でありつつ、ポジティブな理由にすべきです。たとえば、会社への不満が個人的にあることを伝えるなら、それを改善するので退職をもう一度考え直すように引き止められるかもしれません。

退職願・退職届の提出

直属の上司に退職の意思を伝え話が付いたなら、上司に相談して”退職願”を提出します。退職願は、退職を願い出る書類なので、企業側が受理することで効力を発揮します。では、企業側が受理してくれない場合はどうしたらよいのでしょうか?そのような場合は。”退職届”を提出します。退職届は、従業員側から一方的に労働契約を解約するための書類なので、提出後にたとえ受理されないとしても、2週間経過するなら退職をすることができます。(これは民法627条で定められていることです。)いずれにせよ、円満退職を目指しているなら、退職交渉が終わってから、これらを準備するようにしましょう。もし退職交渉の前に退職願や退職届を提出するなら受け取り手は困惑してしまうかもしれませんし、無礼な人と判断されてしまい円満退職することができなくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

退職願・退職届の書き方

会社の就業規則があるなら、それに従って書くことができます。もしないなら、手書きで作成します。なぜなら、手書きで丁寧に作成することで誠意を最後の最後まで見せることができるからです。そして、作成する際には、横書きではなく縦書きで作成することが好ましいです。縦書きにすることで畏まった印象を与えることができるのでそうしましょう。また、退職願・退職届はA4、もしくはB5サイズの用紙に書くことができます。

退職願・退職届の折り方

退職願・退職届には折り方のマナーがあります。そのマナーを守ることで、受け取り手が困らない大きさや厚さとすることができます。また、読み手が開いたときに読みやすい向きとなるので、折り方のマナーを知っておくことは大切です。では、どのように折ることができるでしょうか?

3つ折りよりも大きくしないこと。

大きさがA4、もしくはB5だとしても3つ折りか4つ折りにすることができます。もし3つ折りよりも大きいと目立ってしまいます。退職願・退職届はネガティブなものとして考えられているので、受取人がすぐにしまうことができるようにコンパクトなサイズにまとめることがマナーとなっています。

4つ折りよりも小さくしないこと。

4つ折りよりも小さく折ってしまうと、封筒に入れた際厚みがでてしまったり、折り目が多いことで読みづらくなるなどのマイナスがあります。これらの理由から、退職願・退職届を4つ折りよりも小さく折ることはマナー違反となっています。

退職願・退職届は3つ折りから4つ折りなら問題はありませんが、もし可能なら3つ折りで封筒に収めることができるでしょう。一般的には、3つ折りにすべきと考えている人も多く存在していますし、読み手のことを考慮するなら折り目を少なくした方が親切なので、できるなら3つ折りにすることができるでしょう。

円満退職に近づける退職理由

上記でも少し触れましたが、退職理由は個人的なものでポジティブな理由にすることで円満退職を目指すことができます。それには以下のようなポジティブな個人的な理由を述べることができます。

結婚をすることになった。

主に女性が利用することができるポジティブで個人的な理由として、結婚や出産などの理由があります。これらはおめでたい話なので、円満に辞めることができる確率が非常に高いです。しかし、結婚や出産後でも働きやすい環境が整っている会社の場合は、退職する理由を聞いてくるので、しっかりとした答えを準備しておくことは大切です。

将来したいことがある。

今現在抱えている会社の不満ではなく、将来に向けたポジティブな目標があるなら、円満退職をすることができる可能性が高いです。会社側が友好的なら応援してもらえる場合もあることでしょう。

家族の介護をしなければならない。

家族の介護という問題に関しては、ポジティブな理由ではありませんが現実問題なので、会社側は反対もせず納得をしてくれます。

退職理由で嘘をつくときに気を付けること

退職理由を述べる際に、何らかの嘘をつこことを考えている方も中にはいるかもしれません。もちろん、嘘が必要となる場合もありますが、それがバレてしまうなら円満退職をすることができなくなってしまいます。もし退職理由で嘘をつくなら、退職交渉中と退職後にその嘘がバレないようにしっかり準備することは大切です。たとえば、家族の介護と言って会社を退職する場合、もし同一業界内に転職するならそれが嘘だったことがバレてしまう可能性があるでしょう。そうなると元の会社との関係は悪化し修復することはできなくなってしまいます。

転職先を聞かれたら?

退職を申し出るときには、すでに転職先が決まっているという方もいることでしょう。もし上司や同僚から転職先について聞かれたらどのように答えることができるでしょうか?きっと正直に答えるべきか悩むことでしょう。答えるかどうかは自由ですが、もし悩んでいるなら、言わない方が賢明かもしれません。もし転職先の企業名を正直に述べるなら、何らかの噂を立てられることは間違いありません。また、同僚の中には辞めることに対してねたむかもしれません。さらに誰かが転職先の企業にアプローチをし、転職を邪魔しようとすることもあるかもしれません。このような万が一のことを考えるなら、相手の気分を害さないようにオブラートに包んだ言い方で述べ、企業名を述べることは控えることができるでしょう。

まとめ

きちんとマナーに沿った手順で退職手続きを進めていくなら、円満退職をすることは可能です。その際には、社会人としての品格も問われます。ですから、円満退職をするために、どんな状況であったとしても、最後はきちんと感謝を述べ、社会人としてのマナーや品格を示すことができるようにしましょう。

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