【医療品メーカーの仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

【医療品メーカーの仕事】求人の探し方や待遇なども徹底解説!

「医療品メーカー」とは、医療の現場で使用されるさまざまな医療器具を製造し、販売する仕事を担っています。取り扱っている医療器具にの中には、ガーゼや包帯、注射器のような消耗品もあれば、MRIやペースメーカー、人工透析装置のような一台何千万円もするような大型の機器も含まれます。医療品メーカー業界の仕事の種類(職種)や、気になる社員の平均年収、また医療品メーカー業界内でよく知られている企業についても取り上げていきます。さらには、医療品メーカーへの転職を考えている方のために、医療品メーカーの転職事情や、効率の良い賢い求人の探し方についてもご紹介していきたいと思います。

医療品メーカーの仕事の特徴について知る

Pharmacist and senior costumer looking and searching for a medication on pharmacy shelf

医療品メーカーが取り扱っている医療品器具からも分かるように、医療品メーカーの顧客となるのは、個人ではなく各専門クリニックや病院、健診センターといった医療機関になります。

現在医療で使用されているさまざまな器具や機械は、50万点~60万点にも上ると言われています。それに加えて、医療が進歩し、最先端の医療技術が研究開発されると共に、そうした医療を支える最新の医療機器の開発も必要とされています。

では、私たちの暮らしに欠かせない医療の現場を陰ながら支える仕事をしている「医療品メーカー」について、さらに取り上げてみましょう。

医療品メーカーの仕事内容や職種について

医療品メーカーで働く人々は、どんな仕事をそれぞれ担っているのでしょうか。

大きく分けると「技術・開発部門」「製造・販売部門」「営業部門」の3種類に分けることができます。

ではそれぞれどんな仕事を行なっている部門なのか見てみましょう。

技術・開発部門

Health care researchers working in life science laboratory. Young female research scientist and senior male supervisor preparing and analyzing microscope slides in research lab.

技術開発はいわゆる「技術職」と呼ばれる仕事で、医療現場で使われる機器製品の研究や開発に当たるのがおもな仕事内容です。生産技術や、システム開発などの業務も含まれます。

技術開発部門は、どんどん進化し続ける医療の分野の動向を見て、いま必要とされている製品を開発することや、最先端の技術を研究していくといった大切な業務が含まれています。

時代の流れや顧客のニーズをいち早く汲み取って先取りし、なおかつ品質が保証された製品を作り上げていくことが「研究開発」の大切な仕事です。

そのため、先端医療や技術に関する専門的な知識を身に着けていることや、ソフトウェアや電子回路設計といったスキルを持っていること、さらにはマーケティングやマネージメントスキルも求められるに違いありません。

製造・生産部門

Medical healthcare concept

製造や生産部門では、研究開発された製品を実際に工場で製造することや、品質や在庫の管理を行うことがおもな業務内容となります。さまざまな機器の種別ごとに、あるいは各メーカーの仕様に合わせて製品を作り上げていきます。

一般的に製造工程は、流れ作業で行なわれていきます。それぞれの担当する工程ごとに作業をすばやく行なっていく事が求められます。

さらには、出来上がった製品すべてに不具合や問題がないかどうかをチェックする検査も、製造・生産の重要な仕事になります。

どんなに小さなことであっても、見落としや品質に問題があるだけで、それを使用した製品の大きな事故にもつながっていくため、品質管理はとても重要な仕事と言えます。

営業・販売部門

営業・販売部門の業務内容は、自社製品を各病院の医師や臨床検査技師、看護師に売り込み、より多くの病院やクリニック、センターで使用してもらえるようにサービスの提案を行うことです。

より多くの医師、さらには病院で自社製品を使ってもらえることが、会社の利益につながていきます。ですから営業や販売担当の責任や役割は非常に大きいことが分かります。

他にも営業販売部門が行なう仕事の中には、複雑な医療機器の操作を実際に現場で手伝ったり、すでに導入されている自社製品の点検や修理、部品の交換といったアフターフォローを行なったり、という業務も含まれています。

ほとんどの医療品メーカーでは、ひとりの営業担当が複数の病院やクリニックを「担当」し、営業を行なっているようです。多いところだと、一人当たり20件ほどをエリアとして回っているところもあります。

医療機器に関する専門的な知識を有していなければ、自社製品の良さを医師に伝えることができませんから、機器の性能や効果のほどをいかに分かりやすく伝えられるか、交渉スキルやプレゼンテーション能力、マーケティング力も必要になってくることでしょう。

また医師の中には付き合いづらいタイプも多いと言われますから、どんな人にでも上手に接することができるコミュニケーション能力も大切になってきます。

その他

医療品メーカーのおもな4つの職種に加えて、他の業界やどの企業でも共通する職種もあります。

たとえば、事業戦略の企画や立案を行う「経営企画」や、人事の採用や評価、育成を担当する「人事部」、庶務や法務といった一般事務作業を担う「総務部」、さらには財務関係を担当する「経理財務部」などが挙げられます。

これらも企業を支える、バックオフィスとしての重要な業務あるいは職種です。

医療品メーカーの有名企業ランキング

では、国内の医療品メーカーの中で、よく知られている大手の有名企業を、売上高やシェアを元にランキング形式でご紹介していきたいと思います。

第1位:オリンパス(売上高7865億円)

オリンパス

www.olympus-imaging.jp

第2位:テルモ(5878億円)

テルモ

www.terumo.co.jp

第3位:ニプロ(3954億円)

ニプロ

www.nipro.co.jp

第4位:シスメックス株式会社(2819億円)

シスメックス

www.sysmex.co.jp

第5位:日本光電工業(1742億円)

日本光電工業

www.nihonkohden.co.jp

第6位:フクダ電子(1289億円)

フクダ電子

www.fukuda.co.jp

第7位:オムロン(1085億円)

オムロン

www.omron.co.jp

第8位:コニカミノルタ株式会社(965億円)

コニカミノルタ

www.konicaminolta.com

第9位:メニコン(753億円)

メニコン

www.menicon.co.jp

第10位:島津製作所(659億円)

島津製作所

www.shimadzu.co.jp

医療品メーカーの平均年収ってどれくらい?

business man writing question about 2014 on graph

医療品メーカーの平均年収は、およそ「550万円~650万円前後」と言われています。

もちろん年齢やキャリアによって、あるいは医療品メーカーの中でもどんな職種に就いているか、どんな役職を得ているかによっても年収は変わってきます。

この平均年収は、他の業界と比べてどうでしょうか。一般的なサラリーマンと比較してみると、平均が410万円前後となっているので、それに比べてやや高めの水準と言えます。

また、医療品メーカーの中でも大手の企業や外資系の企業で働き、かつ利益や成果を生み出している実力のある人にもなると、1000万円以上という高収入を得ているようです。実力が関係してくる業界、とも言えるでしょうか。

医療品メーカー業界の平均年収

・第1位:オリンパス→847万円 ・第2位:日本光電工業→840万円 ・第3位:日本ライフライン→827万円 ・第4位:島津製作所→810万円 ・第5位:オムロン株式会社→804万円 ・第6位:シスメックス→782万円 ・第7位:フクダ電子→776万円 ・第8位:トプコン→755万円 ・第9位:コニカミノルタ→743,8万円 ・第10位:テルモ→743,3万円

という順位になっています。必ずしも売上高の高い企業ほど年収も高いというわけではないことも分かります。

もちろん、年収の高さだけが転職する際の決め手となるわけではありませんが、自身のライフ設計に合った仕事を選ぶ上で収入も大切になってくると思いますし、他の業界への転職も考えているなら、ぜひ年収も参考になさってみてください。

医療品メーカーの仕事に向いているのはどんな人?

責任感が強い人

Blaming you. Anxious man judged by different people pointing fingers at him. Negative human emotions feeling

メーカーで取り扱う医療器具はどれも、人の命を支えるうえで重要な役目を担うものばかりです。そうした人の命に関わる機器を取り扱い、製造や生産を行なったり、修理や交換といったメンテナンス作業に携わったりするわけですから、適当な気持ちではやれない仕事です。

特に大きな医療機器にもなると、少しのミスや不具合が重大な医療ミスにつながってしまうという可能性だってあり得ます。

そう考えると、一つ一つの自社製品を大切に取り扱う気持ちや責任感の強さ、高い品質を保証できる製品を提供したいという強い使命感を持った人でなければ務まらない仕事と言えるでしょう。

新しいことへのチャレンジ精神や勉強意欲のある人

医療の世界は常に進化し続けています。従来通り使用してきた医療機器があっという間に過去のものになる、というのは当たり前の世界とも言えるでしょう。

そうした医療の進歩に合わせて、機器を取り扱うメーカーで働く人々も常に新たな分野の知識を得ようとすることや、医学の専門分野を学ぼうという意欲やチャレンジ精神を持ち続けなければなりません。

つまり、向上心や好奇心旺盛なタイプの人、主体的に勉強しようという姿勢を持ち続ける人に向いている業界と言えます。

コミュニケーション能力の高い人

Real estate agent showing a family a house, closer in

特に製品を現場の医師や看護師といったスタッフに売り込む、営業や販売担当の人に求められるスキルです。

気難しいタイプの医師に対しても柔軟に対応する必要がありますし、他社の営業担当と関わることもあるので、どんな立場や性格の人に対しても抵抗を持たずに関われるコミュニケーション能力が大切になってくると言えるでしょう。

医療品メーカーへの転職に役立つ資格やスキル

医療品を取り扱う業界、と聞くと、何か専門の資格やスキルがないと働けないイメージを持たれる方も多いかもしれません。

もちろん、医療品メーカー内のどの職種に就くにしても、医療についての技術や知識、製品に関する情報を学び続けていく必要はありますが、最初から身に着けていなければ採用してもらえないわけではありません。

しかし持っていることでこんな種類の業務に役立つ、という資格やスキルがいくつかあるので、代表的なものを二つ、簡単にご紹介していきたいと思います。

臨床工学技士

internet connection. fiber optic cable splice machine in work

「臨床工学技士」は国家資格になり、医療品メーカーの中にはこの資格を有している人に営業の仕事を任せることがあると言われています。

臨床工学技士の資格があれば、「アプリケーションスペシャリスト」とか「カスタマーサービス」と呼ばれる、医療機器のスペシャリストとして活躍することができるのです。

より専門的な知識を持っている人から、医療機器の性能の良さや効果を説明されれば、その機器をぜひ使ってみたいと動かされる医師も少なくないことでしょう。最先端の高度な技術を伴う機器であればなおさらそう言えます。

サービスエンジニア

サービスエンジニアは、いわゆる機械や電気の設備や機器全般を取り扱い、保守や点検、管理、メンテナンスを担える人のことを言います。

特に工学系の専門的な知識を持っている人や、IT機器の分野において、これまでメンテナンスエンジニアとして携わってきた経験を持つ人を積極的に採用しているメーカーは多いようです。

医療品メーカーの転職事情とは

医療品メーカーには、中小企業もあれば、大手の有名企業もたくさん存在しますが、特に大手の企業ともなると、毎年必ず新卒の採用は行なっているようです。

キャリアとしての中途採用の場合だと、先ほど取り上げた臨床工学技士やサービスエンジニアとしての経験を持っている人は特に採用されやすく、転職に有利に働くことでしょう。

医療品メーカー業界に転職希望を出す人がいちばん多い年代は、「25歳から29歳まで」で、全体の3割を占めています。次に多いのが40台以上で2割強を占めています。実際に、医療品メーカー業界に転職できた人の年齢比率を見てみると、やはり「25歳から29歳まで」で、全体の半数以上を占めており、平均年齢は29,3歳となっています。

特に求人が不足していて離職率が多い「営業部門」

Real Estate: Confident Agent With Home Sellers Behind

それにはいくつかの理由が挙げられます。まず理由の一つとして挙げられるのは、「営業はノルマの達成を求められるので、向き不向きがある」という点です。

ノルマを達成できればできるほど、報酬もアップする業界なので、成果を上げられる人はものすごく稼ぐことができます。逆にノルマを達成できない人にとってはたいへんな仕事なので、転職する人も多いと言われています。

また、「営業の仕事は激務である」というのが離職率の高い別の要因として挙げられています。特に風邪が流行し、体調不良になりやすい10月から3月の時期にかけては、休みがほとんど取れないほど忙しくなるというメーカーもあるようです。

医療品メーカーの中でも離職率の高い「営業」ですが、逆を言えば転職しやすい業界、あるいは職種でもあると言えるでしょう。

これまでに営業として成果を収めてきた人や、ノルマを達成することにやりがいを感じられる人には、転職が向いている業界と言えるのではないでしょうか。

さらには、20代後半の転職成功者が多いという数字結果を見ると、社会人としてある程度の経験やスキルを積み、かつ体力に自信がある年代の人に転職が向いている業界である、といえるかもしれません。

医療品メーカーの求人の探し方

医療品メーカーで働きたいと思っても、中小企業から大手に至るまで、全国にたくさんの医療品メーカーが存在していますし、たくさんの求人の中から自分の条件や希望に合っているメーカーを探すのはとてもたいへんです。

また、自分にはどの職種が合っているのか、これまでの自分のスキルや持っている資格で果たしてこの業界でやっていけるのだろうか、と不安に感じる方も少なくないことでしょう。特に転職経験が初めてという方であればなおさらそう言えます。

そんな時に役立つのが、「転職サービス」を活用して求人を探す方法です。

転職サービスの種類

「求人サイト型」と呼ばれるタイプと、「エージェント型」と呼ばれるタイプの2種類がありますが、どちらも上手に活用することで、効率よく、しかも「失敗しない転職」を成功させることができます。

「求人サイト型」は、求人探しから書類の作成、応募や面接、内定に至るまですべて自分自身で行ないますが、サイト内には転職を成功させるための数々のノウハウが掲載されていますし、登録した条件に合った求人があればメールで送ってくれることもしてくれるので、たいへん便利です。

「エージェント型」は、転職に関わるすべてのことを転職のプロに手伝ってもらえるのが特徴となっています。どんな仕事が合っているのか、どの業界が良いのか相談に乗ってもらえますし、自分に合った求人を転職アドバイザーが代わりに探してくれます。

転職経験が初めてで不安だ、という人であれば、求人探しから書類添削、応募や面接対策などを一緒にサポートしてもらえるというのは、たいへん心強いことでしょう。

それらの「転職サービス」には、医療品メーカー業界に特化しているところもありますし、ハイキャリアやエグゼクティブ向けの転職サービスもあります。

必要であれば、そうしたサービスも活用しながら転職活動を行なうことで、効率の良い、しかも満足できる転職を成功させることができるに違いありません。

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