【半導体メーカー業界の仕事】求人の探し方や職種・待遇・業界事情も解説!

【半導体メーカー業界の仕事】求人の探し方や職種・待遇・業界事情も解説!

半導体メーカー業界の仕事には、半導体製造に関わる仕事が多く存在し、主にウェーハ処理工程と組み立て工程の2つがあります。その他にも製造に準ずる必要のあるものは専用の国家資格が必要となります。私たちが普段使っている電気機器にはほぼ半導体が使われており、電気を制御して流して動作させています。ここでは、 半導体メーカー業界への転職や就職を考えている人、興味を持っている人の役に立てればと思います。

半導体について知る

Hardware design electrical pcb service and support chip upgrade semiconductor manufacturing, Electronic device circuit board assembly tech industry.

「半導体産業」と呼ばれる業界では、電子部品である半導体の生産や、販売をおもに行なっています。

そもそも「半導体」とは何でしょう?

電子系や電化製品に詳しい人であれば良く耳にするワードかもしれませんが、一般的にはあまり耳慣れないワードです。しかし、実は「半導体」というのは、私たちの身近な暮らしのさまざまなところで使われています。

半導体とは、一定の電気性質を備えた物質のことで、特に半導体としてよく知られているのは「シリコン」です。

物質には「導体」と呼ばれる電気を通す性質を備えたものと、「絶縁体」という電気を通さない物質がありますが、「半導体」はその中間の性質を備えた物質です。

例えば半導体は、多くの電化製品や、交通や通信などの社会インフラに欠かせないものとなっています。エアコンを快適な室温で運転できるようにしたり、自動車の安全性をより高めたり、レーザー治療など最先端技術においても、重要な役割を果たしています。

半導体技術の進歩により、システムの効率化や省エネ効果などの恩恵をもたらし、私たちの暮らしをより快適なものとすることができていますし、これからの豊かな未来にも欠かせない技術なのです。

では、半導体メーカー業界では実際にどのような仕事が行なわれているのでしょうか、また必要とされる資格やスキル、年収についても取り上げてみたいと思います。

半導体メーカー業界に興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください☆

半導体メーカー業界のおもな仕事内容や特徴

semiconductor

半導体の製造を行なう工場では、おもに「ウェーハ処理工程」という前工程と、「組立工程」という後工程の二つに分かれます。

<ウェーハ処理工程>

1.「成膜」といって、配線やトランジスタ等になる薄膜層をウェーハ上に形成していきます。

2.ウェーハの薄膜上に感光材を塗り、フォトリソグラフィー技術でフォトマスク上の回路パターンを転写していきます。

3.現像されたフォトレジストをマスクにして、エッチングにより薄膜を配線等の形状へと加工していきます。

この工程を繰り返していくことにより、何層もの配線回路層を形成していく作業を行ないます。

<組立工程>

組立や試験、検査やマーキングが後工程の主な作業です。これにより不具合を取り除いたり、微調整を行なって修正していきます。

・組立―ウェーハをチップに切断して、不良マークがないチップをリードフレームに固定し接合していきます。それをセラミックや樹脂パッケージ等に入れてリードを作ります。

・試験―温度や電圧などのストレスを加える試験を行ないます。

・検査―電気的な特性や、外観・構造などのチェックを行ない、不良品がないかを確かめます。

・マーキング―半導体製品の表面に、レーザーで品名等を印字して完成です。

半導体メーカー業界で働く人に求められる資格やスキル

Hand with marker writing, Skill concept

半導体の仕事には、「半導体製品製造技能士」と呼ばれる国家資格があります。この資格は1級と2級があり、2級を取得するには2年以上の実務経験を積むことが必要です。

1級の取得には、7年以上の実務経験、さらには2級を取ってから2年以上の実務経験を積むことで受験資格が得られます。さらに特級の受験もあり、1級を取得してから5年以上の経験がさらに必要となります。

試験内容は「学科」と「実技」に分かれています。工場で実際に働き実務経験を積み重ねながら、資格を取得していってキャリアアップしていくことができるでしょう。

また、スキルというよりこの仕事に向いている人ですが、ライン作業を行なう上で正確さや迅速さ、柔軟に物事に対応する適応力、たち仕事なので体力も備えている必要性があり、さらには集中力が求められますから、そのような性格の人に向いている職業と言えるでしょう。

半導体メーカー業界の平均年収や需要

半導体メーカーの工場はほとんどが地方にあることが多いです。その分平均年収としてはそれほど高くはなく、「250万円~400万円前後」となっています。

半導体製造の仕事は、アルバイトや派遣での求人も多く、その場合だと時給は1100円前後が多いようです。

しかしこの仕事は8〜12時間の交代制勤務になることが多く、そうなると残業手当や休日出勤手当、夜勤手当等も付加的に付いてくるので、さらに収入は上がっていくことでしょう。

また、「半導体製品製造技能士」と呼ばれる国家資格を取ることで、さらにキャリアアップや収入アップを見込むこともできます。

半導体メーカー業界のおすすめ企業

Semiconductor manufacturer

半導体メーカー業界として現在トップ10に入っている企業をご紹介します。

①サムスン電子(韓国) ②インテル(アメリカ) ③SK ハイニックス(韓国) ④マイクロン・テクノロジー(アメリカ) ⑤ブロードコム(アメリカ・シンガポール) ⑥クアルコム(アメリカ) ⑦テキサス・インスツルメンツ(アメリカ) ⑧東芝(日本) ⑨エヌビディア(アメリカ) ⑩NXP セミコンダクターズ(オランダ)

半導体メーカー業界は、以前はアメリカや日本が主体となって産業が発展してきました。しかし近年では、韓国や台湾など、アジア勢が急激に進歩し、半導体メーカー業界に参入し、発展してきているようです。

半導体メーカー業界の求人探しに役立つサービス

半導体メーカー業界への転職をしようとする時に、求人をどのように探すと良いでしょうか。

半導体メーカー業界といっても、企業によって仕事内容や働き方が違いますし、給与や待遇も含め、どこでも同じような条件で働けるというわけではありません。

企業の規模によっても違いますし、自分がそれに見合ったスキルや能力を持っているかによってもどこが合っているかは変わってきます。

それで自分の求める条件や希望に見合っているか、資格やキャリアを本当に活かせる企業かどうかをよく見きわめることは大切です。

ではたくさんある求人の中から、比較検討する場合にはどうしたら良いでしょうか。

そんな時に役立つのは、「転職サイト」と「転職エージェント」という二つのどちらか、あるいは両方の転職支援サービスを使って求人を探す方法です。

転職サイトと転職エージェントの違い

Real Estate: Confident Agent With Home Sellers Behind

転職する際には、「転職サイト」や「転職エージェント」といった求人サービスを有効活用する方は多いと思いますが、そもそもこの二つにはどんな違いがあるのでしょうか。

・転職サイト

簡単に言うと、自分でサイトを見て求人情報を探して、応募や面接、内定に至るまでをすべて自分の力で行なうために利用する。

転職サイトを見ると、たくさんある求人の中から、自分が求めている職業や企業を見つけることができます。全国規模で展開している大手の総合転職サイトがたくさんありますから、自分の条件や希望にかなった仕事を探すことができて、たいへん便利です。

一定の職業に特化している転職サイトもあります。働きたい職種内容が決まっているのであれば、特定の職に特化しているサイトを利用したほうが転職への近道になります。

もし自分のやりたい仕事の業種や職種がはっきりしている場合や、早く就職先を決めたい、転職のやり方はよく分かっているから大丈夫といった方は、転職サイトの利用だけで十分かもしれません。

・転職エージェント

転職のプロであるコンサルタントにアドバイスやサポートをしてもらいつつ、転職活動を進めていくことになります。

何らかの専門的なスキルや資格をすでに持っていれば、それを活かせる仕事に就きたいと思われるかもしれませんし、せっかくならキャリアアップにつながる仕事先を見つけたいと思われることでしょう。

自分の資格や経験を必要としてくれる会社を独自で見つけるのはなかなか難しいですし、自分の能力やスキルに合う職業を客観的に見つめるのが難しいという場合もあります。そんな時はぜひ「転職エージェント」を活用することができます。

転職サイトとエージェント両方を一緒に展開している会社も多いので、自分に合ったほうを活用しましょう。

転職サイトを使った方が良いタイプ

・たくさんの求人をじっくり見きわめたうえで転職先を探したい人

・とりあえず情報だけ気軽な気持ちで探したい人

・自分のペースで就職活動を進めていきたいと考えている人

転職エージェントが合っているタイプ

・就職や転職が初めてであるなどの理由で、不安や悩みがある人

・転職を考えているものの、現在の仕事ととの兼ね合いやスケジュール調整を一人でこなすのが大変だという人

・効率よく就職活動を進めていきたいと考えている人

・キャリアをいま一度見つめ直したいと考えている人

・未経験の分野にも、積極的にチャレンジ・アプローチしていきたい人

転職エージェントの賢い選び方

転職エージェントとひとくちにいっても、大手の総合エージェントから、専門分野や地元に特化したエージェントに至るまで、さまざまな会社があります。

どこのエージェントでも同じ量や質の求人数を持っているというわけではなく、アドバイザーの質や評判もピンキリです。

ですから登録する前に、評判を良くチェックすることは大切です。特に、「求人量と質」「アドバイザーの評価」「サポート体制の口コミ」は必ずチェックするようにしてください。

大手の総合エージェントであれば、幅広い分野での求人を保有していますし、全国展開しているので、大手に一つ登録しておくのは良いかと思います。

それに加えて、半導体メーカー業界の仕事に特化しているエージェントや、ハイクラス案件だけを取り扱うエージェントに登録することで、自分のキャリアや条件に見合う企業や就職先に関する情報を入手できるので、より転職への近道となるに違いありません。

まとめ

企業によって働き方や求める人材はそれぞれ違います。自分の今持っているスキルや能力、キャリアに応じて、最大限に活かせる企業を上手に選んでいくようにしましょう。

「資格や技術を持っているのだけれど、自分の適性やスキルに合っているか決めかねている」「どこの会社が良いか判断に迷う」「キャリアアップできる企業を見つけたい」

こうした方は、自分だけで決めるのではなく、転職のプロであるコンサルタントにアドバイスを求めながら探していくことをお勧めします。

この記事が気に入ったらシェア
おすすめ記事
関連記事