履歴書の「退職理由」が書けない?正しい書き方を知ろう!

履歴書の「退職理由」が書けない?正しい書き方を知ろう!

履歴書の退職理由は、職歴欄に記載します。履歴書の中には、退職理由という欄(スペース)が取り分けられているものもありますが、たいていの履歴書にはそのようなスペースはないので、職歴欄に記載することが一般的となっています。実際に書こうとすると悩んでしまいますが、どうすればいいでしょうか?

履歴書の「退職理由」

退職理由

履歴書の退職理由は、職歴欄に記載します。履歴書の中には、退職理由という欄(スペース)が取り分けられているものもありますが、たいていの履歴書にはそのようなスペースはないので、職歴欄に記載することが一般的となっています。

では、どのように職歴欄に退職理由を正しく記載していくことができるでしょうか?

履歴書の職歴欄に退職理由を書く際のポイントとは?

履歴書の職歴欄は、限られたスペースしかありません。なので、その中に今までの職歴と退職理由をすべて記載するためには、要点明快に記入していくことが求められます。

ですから、退職理由を詳細に記載する必要はありません。

退職の理由は、大きく3つに分けることができます。それは㈰自己都合での退職、㈪会社都合での退職、㈫派遣や契約期間の満了での退職、の3つです。

それに加え、経歴にブランク、つまり空白期間がある、という場合もその理由を記載することが求められる場合もあります。

では、これらの退職理由をどのように職歴欄に記載することができるでしょうか?ひとつづづ確認してみましょう。

自己都合で退職した場合の退職理由の正しい書き方とは?

自己都合退職は、労働者が何らかの理由で自ら希望して辞めたことです。

自己都合退職の理由として該当するものは、転職、結婚、妊娠、出産、ケガ、家族の介護などがあります。これ以外にも会社でトラブルを起こし、懲戒免職になった場合も自己都合退職になります。

これら自ら希望して退職した場合は、どのような理由であっても「一身上の都合により退職」と一言記載することができます。

記入例

平成〇年〇月 ○○株式会社 入社

平成〇年〇月 一身上の都合により退職

採用担当者にマイナス印象を与えたくない、という気持ちから、自己都合退職なので会社都合退職と記載してもバレないのでは?と思われる方も中にはいるかもしれませんが、それがバレるなら経歴詐欺となりますので、当たり前のことですが正直に記入しましょう。

転職活動をしている方の中には、職歴が多いという方もいることでしょう。

職歴が多い場合、退職理由をすべて「一身上の都合により退職」と記載すると、採用担当者に不思議に思い、その内容が気になるようです。なので、やむを得ずに退職したものは、その理由を一緒に記載することで採用担当者の不安を取り除くことができるでしょう。

やむを得ずに退職したものとして、「結婚のため退職」「出産のため退職」「親の介護のため退職」などと記載することができます。

会社都合で退職した場合の退職理由の正しい書き方とは?

会社の経営破綻や、リストラ、倒産などによりやむを得ずに退職することになった場合は、会社都合退職に該当します。なので「会社都合により退職」と記載することができます。

記入例
平成〇年〇月 ○○株式会社 入社
    
平成〇年〇月 会社都合により退職

また自分では自己都合退職だと思っていても、ハローワークで相談することで「会社都合の退職」であると認められるケースもあります。

それには以下の10のケースが会社都合退職に該当する可能性があります。

1、残業の量

行政機関などから残業時間に関しての指摘があったにも関わらず、改善されなかった場合、会社都合退職に当てはまります。具体的な数字は、離職直前の6ヶ月の残業時間が、3ヵ月連続45時間、1ヶ月100時間、月平均80時間を超えている場合に該当します。

ハローワークに残業時間が分かるタイムカードのようなものと、給与明細書、賃金台帳を持参し相談してみましょう。

2、給料の減額

今までの給料よりも85%未満減額されているなら会社都合退職に該当します。

ハローワークに賃金規定、賃金低下の通知表、労働契約書、就業規則などを持参し相談してみましょう。

3、給料の支払いがない、もしくは遅延

給料の3分の1が支払われなかったことが2ヶ月続いたり、退職前直前の6ヶ月で3回あるなら会社都合退職に該当します。

ハローワークに賃金規定、賃金低下の通知表、労働契約書、就業規則、給与明細書、給与振込通帳などを持参し相談してみましょう。

4、勤務地が著しく遠くなった

事業所が移転し、勤務地と自宅が往復4時間超えとなり、3ヵ月以内に辞職しているなら会社都合退社に該当します。

ハローワークに事業所移転の通知と、通勤経路がわかる書類(時刻表など)を持参し相談してみましょう。

5、労働契約書が更新されない

本来ならば更新されるはずだった労働契約書が更新されずに離職した場合は、会社都合退社に該当します。

ハローワークに労働契約書、雇用通知書、就業規則、契約更新の通知書を持参し相談してみましょう。

6、職場でのパワハラやセクハラ問題があった場合

職場でパワハラやセクハラを受け、仕事を続けていくことが難しくなり退職した場合は会社都合退社にあたります。しかし、セクハラの場合は、事業主や公的機関などに状況を訴えてもそれが改善されなかった場合のみとなっています。

ハローワークに労働契約書とパワハラを受けた証拠となるものを持参し相談してみることができるでしょう。

7、会社が長期間休業した場合

会社が会社の都合で3ヵ月以上休業して、休業手当をもらっていた場合は、会社都合退職に該当します。

ハローワークに賃金台帳、給与明細書などを持参し相談してみることができるでしょう。

8、うつ病を発症した場合

上司や同僚などからハラスメントや法廷労働時間を超過する残業などを受け、それが原因となりうつ病を発症した場合は、会社都合退社に該当します。

しかし、個人的な悩みなどが理由でうつ病になっ場合は、自己都合退職になりますので注意しましょう。

9、派遣先で契約更新がない場合

1回以上契約を更新し派遣先に3年以上在籍しており、契約更新を希望しているのに更新しないと通知を受け、退職してから1ヶ月程度経過するのに新たな派遣先が見つからないという条件がすべて当てはまるなら、会社都合退社に該当するので、ハローワークに相談してみましょう。

10、会社の業務が法令違反をしていた場合

事業所が法令違反と知りながら製品を製造したり販売をしており、その事実を知ってから3ヵ月以内に離職した場合は、会社都合退社に該当するので、ハローワークに相談してみましょう。

派遣や契約期間満了が満了した場合の退職理由の正しい書き方とは?

契約期間が満了し、その節目で辞めた場合は、「契約期間満了のため退職」と記載することができます。

契約の延長の話があり、それを断った場合も、同じように記載することができます。しかし、契約期間満了よりも前に退職をしている場合は、自分の希望で辞めたことになるので自己都合退職になります。

記入例
平成〇年〇月 ○○株式会社 入社

平成〇年〇月 契約期間満了のため退職

経歴に空白期間(一般的には半年以上)がある場合の退職理由の正しい書き方とは?

退職してから半年以上の空白期間がある場合、多くの採用担当者は”空白期間は何をしていたのだろう?”、”こんなにブランクがあって社会人として働くことができるだろうか?”と不安や疑問を抱えます。

それらを払拭するために、空白期間の状況に応じて次のように記載することができます。

(入院など病気の療養で退職し空白期間があった場合)

記入例
平成〇年〇月 ○○株式会社 入社
平成〇年〇月 病気療養のため退職 (〇月〇日現在完治)
(留学や資格取得のため退職し空白期間があった場合)

記入例
平成〇年〇月 ○○株式会社 入社

平成〇年〇月 一身上の都合により退職

○○のため○○へ留学
(フリーランスとして活動をしており空白期間があった場合)

記入例
平成〇年〇月 ○○株式会社 入社

平成〇年〇月 一身上の都合により退職。以後、フリーランスとして活動。

空白期間がある場合、自分をアピールすることができる理由があるなら記載することで、好印象を与えることができるでしょう。

また、特別な理由がない場合は、無理して記載する必要はありません。

職歴に一貫性がない場合に気を付けたいこと

今までの職歴の職種や業種がバラバラで一貫性がない場合、多くの採用担当者は”行き当たりばったりで転職活動をしているのではないか?”、”知識や経験が中途半端なのではないか?”と判断する可能性があります。

なので、もし自分なりに一貫性があるなら、その理由を説明することができるでしょう。しかし、履歴書の職歴欄のスペースには限りがあります。

ですから、詳しい説明は応募書類として一緒に同封する職務経歴書に記載することができるでしょう。そして、履歴書には志望動機欄のその旨を織り交ぜながら記載することができます。

履歴書に「退職理由」欄が付いている場合の正しい書き方とは?

たいてい、退職理由は履歴書の職歴欄に記入することができますが、履歴書によっては「退職理由」欄のスペースが設けられているものもあります。

まず基本的なこととして、退職理由欄付きの履歴書を使用する場合、直近の前職を辞めた理由を退職理由欄に記載することができます。

もし在籍中の転職活動をしているなら、まだ退職をしていない状況ですので、退職理由欄が空白になってしまいます。履歴書に空白欄があることはNGなので、そのような場合は、退職理由欄がない履歴書をあらためて購入することをおすすめします。

退職理由欄には具体的な退職理由を記載すること。

退職理由欄には、職歴欄で記入することができなかった具体的な退職理由について記載することができます。それを読むことで採用担当者が納得することができる簡潔で分かりやすい文章でまとめましょう。

ただし、納得できる理由だとしてもネガティブな理由はマイナス印象を与えてしまいますので記載することは控えましょう。

それには人間関係のトラブルや、パワハラなどの愚痴や不満などがネガティブな理由に該当します。ネガティブな理由ではなく、”スキルアップをしたい”、”キャリアを伸ばすために挑戦したい”などのポジティブな理由で採用担当者を納得させることができるような退職理由を記載しましょう。

しかし、結婚や出産、病気などやむを得ない退職理由はそのまま記載しても問題ありません。

退職理由は志望動機欄と対をなすものとすること。

履歴書の退職理由欄は、志望動機へとつなげることもできます。職歴欄に記載した内容と一貫性をもたせることはもちろんのこと、志望動機欄ともつながることができるように文章を作成しましょう。

退職理由欄を記載することが難しい・・なら退職理由欄がない履歴書に変更すること。

上記でも少し触れましたが、退職理由欄を記入することに難しさを感じているなら、退職理由欄のない履歴書を新たに購入しましょう。

履歴書には多くの種類があります。自分の書きやすいフォーマットの履歴書で作成することができるでしょう。

履歴書の「志望動機」欄に退職理由を記載する場合の正しい書き方とは?

ほとんどの履歴書に備わっている「志望動機」欄の目的は、志望動機を記載することで、なぜ応募したのかを採用担当者を納得させることです。

それには今まで仕事を通してどのような経験をし、スキルを身につけたかを記載することができます。そして、それと同時になぜそれを辞めて転職をしようと思ったのか、という退職理由も織り交ぜることができます。

つまり、採用担当者を納得させる志望動機を作成するためには、退職理由にも触れる必要がある、ということです。

履歴書や職務経歴書など応募書類の添削に力を入れている転職エージェントを利用しよう!

ここまでで履歴書の「退職理由」の正しい書き方についてみてきました。しかし、転職活動をしている方の中には、自分で履歴書などの応募書類を作成することに不安を抱えている方もいることでしょう。

そのような場合は、応募書類による書類選考の通過率をアップさせることができる転職エージェントを利用することができるでしょう。しかし、数多くの転職エージェントが存在しているため、何を基準としどのように転職エージェントを選べばよいのか、と悩んでいる方も少なくありません。

転職エージェントは、転職に関するサポートは何でも提供しているので、どこの転職エージェント選んだとしても、履歴書や職務経歴書などの応募書類の添削サービスを受けることができるでしょう。しかし、完璧な応募書類を作成することができるかどうかは、担当となるキャリアコンサルタントにかかっています。

なので、キャリアコンサルトの質を見極める必要があります。

質の良いキャリアコンサルトを見つけるには?

転職エージェントを利用する際の知っておきたいこととして、エージェントは1社だけ登録して利用するのではなく、複数のエージェントを同時に登録し、利用することが基本となっています。それは、採用担当者の目に留まる魅力的な応募書類を作成することができるかどうかは、担当者となるキャリアコンサルタントにすべてがかかっているため、質の良いキャリアコンサルトを見極めるためです。

実際、どこの転職エージェントでも優秀なキャリアコンサルタントと質の悪いキャリアコンサルタントがいます。また、自分との相性という問題もあります。

転職エージェントの利用を考えている方の中には、同時に複数のエージェントを登録すると忙しいのでは?と思われる方もいるかもしれません。しかし、同時に登録し、同時に複数のキャリアコンサルトを比較することで、どのキャリアコンサルトが丁寧で質の良いサービスを提供してくれているのかを冷静に判断することができます。

複数のキャリアコンサルトの中から質の良いキャリアコンサルトを見極めることができたなら、他のエージェントは続けて利用しなくても問題ありません。つまり、最終的には1社だけ、つまり、ひとりのキャリアコンサルトに絞ることができるでしょう。

このように複数のエージェントを登録し比較し、質の良いキャリアコンサルトを選ぶことができるなら、転職活動を成功させることができるでしょう。

まとめ

履歴書を作成するにあたり、退職理由も正しい書き方をすることが求められています。退職理由がマイナス印象を与えることがないよう、採用担当者に分かりやすく明確に伝えることができるように作成しましょう。

またネガティブな退職理由は、ポジティブな理由やポジティブな志望動機へとつなげるように文章をまとめることで好印象を与えるようにしましょう。

これらの点を理解することができても、履歴書の作成に不安を覚える方は、転職エージェントを利用することをお勧めします。その際には、質の良いキャリアコンサルタントを見極めることができるよう複数登録し、上手に活用していきましょう。

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