【損害保険会社の仕事】求人の探し方や給料・待遇を見てみよう!

【損害保険会社の仕事】求人の探し方や給料・待遇を見てみよう!

「損害保険会社」とは、予測していない状況で事故や火災に遭遇して損害を被った際に、一定の金額を支払ってくれるという補償をしている会社のことです。そうした保険会社の中には、「自動車保険」や「火災保険」と呼ばれるものがあります。火災で家そのものや家財道具が焼けてしまったり、事故によって車が破損してしまったり、といったリスクに備えて、たいていの家庭では損害保険に加入しているのではないでしょうか。

損害保険会社のとは?

Auto Insurance Vehicle Protection Concept

保険会社には、「生命保険会社」と呼ばれるタイプのものもあります。損害保険会社と大きく違う点は、損害保険会社は「損害したモノ」を補償するのに対し、生命保険会社の場合は、ケガや病気、さらには死などの「人の生死にかかわる部分」を保障してくれるという点です。

確かに、損害保険会社でも病気やケガを保障する保険を取り扱って販売しています。医療保険とか傷害保険と呼ばれるものです。

しかし損害保険の大きな特徴は「補償」というキーワードにあります。この「補償」という言葉には、「発生した損害を補い、償う」という意味があり、償うことに重点を置いています。

一方で生命保険の場合に使われるのは「保障」という言葉です。これには「ある状態が損なわれることがないように、保護し守る」という意味合いがあり、保護することに重点を置いています。

「償うこと」と「保護する」ことは目的が大きく異なるため、ニーズや目的にかなった保険がそれぞれ用意されているというわけです。

損害保険業界の転職事情

損害保険会社は年収も高く、待遇や福利厚生も充実していることもあって、転職したいと希望する人が多い業界です。

仕事の特徴からして、専門的な知識やスキルを要する業務が多いので、やはり全くの未経験者よりも、ある程度の経験を持つ人の方が採用に有利に働くので、転職を考えるのにおすすめです。

営業の経験や実績を持ち、スキルに自信を持つ人だと、未経験の業界でも転職しやすいということもあります。

入社してからでも損保に関する知識を勉強することはできますし、損害保険業界により近い業界、たとえば生命保険や金融業界などに勤めて経験を持つ人であるならなおのこと、転職に十分の可能性を見いだすことができるに違いありません。

損害保険会社には種類がある

国内にはたくさんの損害保険会社が存在しています。それらの保険会社は大きく分けると、二種類のタイプに分けられます。

店舗型

代理店を通して対面販売を行う、従来型のスタイルのものです。店舗型を利用する大きなメリットは、対面して相談に乗ってもらえて、手厚いサポートを受けられるところにあります。

予期せぬ事故や火災に遭遇してしまった時は、誰でもパニックに陥るものです。そんな時に信頼のおける担当者がいて、代わりにこまごまとした後処理を行ってくれるのはたいへん心強いと感じることでしょう。

しかし、そうしたサポートの充実を受けられることで、保険金額が割高であるというのがデメリットとも言える部分です。

通販型

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インターネットや電話だけで手軽に加入できる特徴を持っています。通販型の場合、店舗や人員を置く必要がないため、人件費等にかかるコストを安くできるメリットがあります。そのため加入者も店舗型よりも金額を安く抑えて加入することができます。

その一方で、保険の条件など大切な内容の説明を受けられないので、よく理解せずに加入してしまって、損害に対応していなかったとか、保険の申請の仕方が分からなくて困ったというデメリットもあります。

店舗型と通販型のメリットデメリット

個々の人のニーズに合った販売体制が行われています。さらに、扱う保険の分野の違いという面に関して言えば、貨物や船舶など、海上に関係する種類を扱う保険と、自動車や火災、傷害保険など、海上以外の分野を扱う種類に分けることもできます。

保険会社名に「海上」とか「火災」という名称が付いている保険会社って多いですよね。これは、以前は損害保険会社と言えば、海上や火災に関係する分野の取り扱いがメインだったので、名称もそうした保険会社が多かったわけです。

しかし自動車を保有し、運転する人が増えるにつれて、自動車保険を主力とする企業が増えてきています。さらには地震が増えるにつれて、地震保険にも注目が集まってきているようです。

損害保険会社の業務内容とは

損害保険会社で働く従業員は、日々どのような仕事や業務を担っているのでしょうか。

どの業界でもそうですが、企業にはさまざまな部署や部門があり、それぞれが連携して運営を行い、働いています。その中でも、損害保険会社特有の3種類の業務内容に絞ってご紹介したいと思います。

■営業部門

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損害保険会社のクライアントとなるのは個人だけではありません。企業や団体など法人を相手に営業販売を行う必要もあります。

営業担当には自社で提供している保険の種類や、それぞれの特徴をよく理解し、個々のニーズにかなった保険を提案するスキルが求められます。

どんな人にでも柔軟に対応できるコミュニケーション能力が必要になる、大切な役割を担っています。より多くのクライアントを獲得し、保険に加入してもらうことが、自社の利益にもつながるので、営業が果たす役割は非常に重要なわけです。

他にも営業が行う仕事の中には、保険販売を行う代理店のサポートや教育をするという役目もあります。

■業務部門

業務部門が担うおもな仕事内容は、クライアントが実際に保険を使用するシーンに遭遇した時に、サポートを行う仕事です。

事故に遭ったクライアントの代わりに事故相手と話しをし、交渉を行うことをします。事故や災害の詳しい状況を確認し、保険適用となる範囲の査定や調査をすることもあります。

さらには、実際に保険金の支払い手続きを行い、クライアントに一定金額を支払うことも大切な業務の一環です。

■商品企画・開発部門

時代の流れや人々のニーズは絶えず変化し続けます。そうした変化と共に、保険内容も見直したり、時には新しい内容を考案したりする必要も生じます。

他社との差別化を図り、自社保険の強みをアピールできるような保険を考案し、企画する仕事を担うことも、損害保険会社の大切な業務内容と言えます。

損害保険会社で働くために求められる資格やスキル

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保険を取り扱う仕事は、加入者の人生を左右してしまうと言えるほど、大きな責任を伴う重要な仕事です。

そのため、損害保険会社で働く人には、専門の知識やスキルを持つことが求められます。必要とされる資格は、社団法人「日本損害保険協会」が認定し実施する、「損保一般試験」への合格です。この資格は、損害保険会社で働く人だけでなく、損害保険の代理店を務める企業にいる人も必要です。

試験は「基礎単位」と「商品単位」があり、保険商品に関する重要事項などを正確に説明するための知識を得ているかを確認する試験になります。

取り扱う保険内容に応じた単位を取得していないと、その保険商品を取り扱うことはできないので、スキルを身に着けていることをいわば証明する資格となるに違いありません。

「損保一般試験」の他にも、「損害保険大学課程専門コース試験」と呼ばれる資格や、「損害保険大学課程コンサルティングコース」といった資格もあります。

これらは法律や税務に関する知識を問われる内容で、より専門的な知識と高いスキルを持っていることを証明するものです。

コンサルティングコースの試験に合格できると、トータルプランナーとしてさらにキャリアアップを目指した仕事を行うことが可能となります。

損害保険業界の有名企業ランキング

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では、損害保険業界の中でもよく知られている大手の有名企業を、保険料収入や国内シェア率を元に、ランキング形式でご紹介していきたいと思います。

それぞれの企業の取り組みや特徴、さらに採用情報についても取り上げます。

ランキングを見て各企業を比較することで、損害保険業界の動きや現状が分かるので、転職を考える際の参考になさってみてください。

■第1位:東京海上ホールディングス株式会社

東京海上ホールディングス

www.tokiomarinehd.com

東京海上ホールディングスは、保険料収入、純利益において国内最大の損害保険会社で、保険料収入は約3兆2600億円、国内シェア率は34%ほどを占めています。

グループ子会社の中には、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険、日新火災海上保険、東京海上日動キャリアサービス、東京海上アセットマネジメントなどがあります。

本社は東京都千代田区にあり、現在の従業員数は関連会社も含めて約40000名近くいます。国内外に子会社が249社、関連会社が22社と、損害保険事業だけでなく、生命保険事業や海外保険事業、金融業などを手広く行っています。

国内の代理店舗数は50000県を優に超えており、損害サービス拠点は244箇所にも及びます。

豊富な商品ラインナップと、多様なサービスメニューを取り揃えることで、それぞれの顧客のニーズに合った最適な商品やサービスを提供することをモットーとしています。

ホームページの採用情報欄には、新卒採用、キャリア採用、障がい者採用サイトがそれぞれ設けられており、随時行っている応募にエントリーすることができます。東京海上グループ関連会社の採用ページも掲載されています。

■第2位:MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

www.ms-ad-hd.com

グループ企業にあいおいニッセイ同和や、三井住友海上、三井ダイレクト損害保険といった損害保険会社を傘下として置く「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」が第2位です。

東京海上ホールディングスと、損保ホールディングスと並んで「三メガ損保」の一角を担う、大手の企業です。保険収入は3兆7800万円で、国内シェア率は32,6%を占めています。

国内の損害保険事業を軸として、生命保険や海外事業など5つの事業を手広く展開しています。

特に損害保険に関しては、国内損保シェアナンバーワンを誇り、お客さまに最も選ばれている損害保険グループです。

■第3位:損保ジャパン日本興亜株式会社

損保ジャパン日本興亜

www.sjnk.co.jp

東京都新宿区に本社がある損保ジャパン日本興亜は、損害保険ジャパンと日本興亜損害保険が合併して、現在の社名となりました。

保険料収入は2兆5500億円で、シェア率は27,0%となっています。第1位の東京海上ホールディングス、第2位のMS&ADインシュアランスグループホールディングスと並んで、日本国内の三大基盤の一つを担う企業でもあります。

グループ企業の中には、セゾン自動車火災保険やそんぽ24損害保険などがあり、高品質な商品やサービスを提供しています。

「お客さま評価日本一」をモットーとして掲げ、世界で通用するグループ、顧客から信頼される企業作りを目指している企業です。

■第4位:トーア再保険株式会社

トーア再保険株式会社

www.toare.co.jp

第4位以下からぐっと、保険料収入も国内シェアも減ってしまいます。上位3位までの企業がいかにメガ企業なのかがお分かりいただけると思います。

トーア再保険の保険料収入は2240億円ほどで、シェア率は2,4%です。東京都千代田区に本社があり、火災保険を始めとした各種損害保険、また生命保険を専門に扱っている国内唯一の総合再保険専門会社です。

「再保険」というワードはあまり聞き慣れないですが、簡単に言うと「保険会社のための保険」という意味で用いられています。

大型旅客機や巨大タンカーなどの大きな事故や、台風や地震による大規模な被害の損害額は、数百億円ないし数千億円にも上ることがあります。

そうした大規模な損害の保険を引き受ける際、元受の保険会社は自社の経営に影響を及ぼさない範囲で補償を引き受けます。その上で、引き受けた保険の責任の一部か全てを、他の保険会社に引き受けてもらいます。この他の保険会社役が「再保険会社」になります。

自然災害が多い日本において、巨額の損害を伴うリスクは常に隣り合わせです。こうした時代だからこそ、再保険会社の存在は無くてはならない、いわゆる「縁の下の力持ち」の役割を担っていると言えます。

■第5位:共栄火災海上保険株式会社

共栄火災海上保険株式会社

www.kyoeikasai.co.jp

日本の中堅を担う「共栄火災海上保険」の保険料収入は1690億円ほどで、1,8%のシェア率を占めています。

火災保険、海上保険、自動車保険など各種損害保険の引き受けや再保険を担っている企業です。

「常にお客さまの視点に立って行動し、信頼と期待に応えること」をモットーとして掲げ、態勢の整備、お客さま窓口の充実、品質向上に向けた業務の改善に真摯に取り組んでいます。

新卒の採用に加えて、アジャスター社員の採用と直販社員(営業)の採用情報を、ホームページ上で随時確認することができます。

損害保険会社の平均年収ってどれくらい?

Government budget / public spending concept : Dollar bag, coins, color wood bar graph on a table, depicts the increment in annual financial budget or revenues that government collects from tax payer.

損害保険会社で働く人はどれくらいの給料や年収を得ているでしょうか。損害保険会社といっても中小企業なのか、大手企業に勤めているかによって年収には違いがあります。また、勤続年数やスキルの度合い、どんな役職に就いているかによっても差は出てくることでしょう。

あくまでも参考程度ですが、大手の総合職に就いた場合の初任給は、大卒・短大卒で約23万円ほど、大学院卒で25万円程度と言われています。これに加えて、年に二回の賞与も加わります。他業界の初任給平均が17万円程度ですから、やはり高い水準の業界と言えるのではないでしょうか。

保険業界は実力がモノを言う世界とも言われており、実績や結果を残した人だと、年収1000万円以上という人も多いようです。さらに外資系ともなると金額は上がり、年収2000万円以上という人もいるようです。

平均年収企業ランキング

・第1位:東京海上ホールディングス(1436万円) ・第2位:損保ジャパン日本興亜株式会社(1170万円) ・第3位:MS&ADインシュアランスグループホールディングス(1146万円) ・第4位:トーア再保険株式会社(878万円) ・第5位:ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(797万円)

という順になっていました。やはり「三メガ」と呼ばれる上位3位の大手損害保険会社は、他の中堅企業とは圧倒的な年収の差があることが分かります。転職を考える際は、企業によって年収に大きく差がある業界であることも踏まえて、転職先を決めると良いかもしれません。

まとめ

損害保険会社への転職や就職を考えているなら、転職支援サービスを使った求人探しがおすすめです。転職支援サービスの中には、保険業界に強いところ、あるいは保険業界に特化した専門の転職サイトもあります。

希望する待遇や条件、現在持っている資格やスキルに基づいて、ニーズに合った求人を効率よく探せるので、多くの転職経験者によって支持されています。

転職支援サービスには、ハイクラス案件やエグゼクティブ向けのサイトもあります。さらにたいていどの転職サービスでも、優良案件を確実に望める、非公開求人を保有しています。賢くスマートな求人探しを行いたいなら、転職支援サービスを積極的に利用することをおすすめします。

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