【研究職の仕事】求人の探し方や給料・待遇も徹底解説!

【研究職の仕事】求人の探し方や給料・待遇も徹底解説!

研究職とは、文字通り研究を行う職業です。求人情報などで見る「研究職」は、研究補助者を含む、広く研究活動に携わる仕事、という意味で用いられることが多いと言えます。研究職の仕事する場合、企業や大学などに所属して、研究を行うことになります。これまでも研究職の仕事から様々な分野で画期的な進歩が見られてきました。研究を通して、社会をより暮らしやすい所とすることに貢献できる可能性がありますので、大きなやり甲斐があると考えられます。そんな研究職の特徴や求人の探し方についてさらに掘り下げて紹介していきます。

研究職の仕事の種類や特徴について教えてください

Health care researchers working in life science laboratory. Young female research scientist and senior male supervisor preparing and analyzing microscope slides in research lab.

研究職とは、文字通り研究を行う職業です。求人情報などで見る「研究職」は、研究補助者を含む、広く研究活動に携わる仕事、という意味で用いられることが多いと言えます。研究職の仕事する場合、企業や大学などに所属して、研究を行うことになります。

研究には、大きく分けて「基礎研究」と「応用研究」の2種類があります。基礎研究とは新たな定理、法則などの発見を目的として行われる研究で、特に応用や用途は考慮しません。応用研究とは、基礎研究の成果を応用して、実用化の可能性について確認して行く研究のことです。他にも、基礎研究や応用研究、さらに実際の経験から得た知識を利用して新しいシステム材料、工程の導入などを行なう「開発研究」も研究職の仕事と言えます。

では、基礎研究はどのような場所で行われているのでしょうか。基礎研究は一般的には公的な研究所や大学で行われます。例えば、病気に関係する遺伝子の同定などが行われます。長い年月をかけても成果がすぐには見えないようなテーマの研究が行われて行きます。純粋に知りたいという研究者の思いが十分に満たされる可能性があります。

応用研究は企業で行われます。例えば、品種改良などが行われます。企業では市場のニーズにこたえるためのサービスを目的とした研究が主な研究になるために、応用研究に力を入れる傾向があります。それで、利益につながらないような研究は中止になる場合もあります。コストや納期もシビアになる可能性があります。一方、実際に製品化されたりと、自らの研究の成果を目に見える形で実感しやすいと言えるでしょう。

理系、文系問わず、研究職の専攻分野はかなり細かく分かれています。細かく分かれた専門分野の中で、さらに、達成すべき課題やテーマを決め、調査研究をしてデータを集めたりして行きます。成果を論文で発表することもあります。学会で発表したり、学術誌のような書物に投稿したりすることもあります。

これまでも研究職の仕事から、例えば、新しい薬ができて、病気が治るようになったりと、画期的な進歩が見られてきました。研究職のお仕事は、夢のあるお仕事です。研究職の仕事をされる人の中には、権威ある賞を受賞される方もいます。ノーベル賞を受賞される方もいます。自らが勤務する企業や研究所に貢献できるだけでなく、研究を通して、社会をより暮らしやすい所とすることに貢献できる可能性がありますので、大きなやり甲斐があると考えられます。

研究職に就職するには

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大学の研究者の仕事に就くには、学歴として、大学院卒であるなら有利であると言えるでしょう。大学院卒でも、2年間の修士課程を修了すると学位をもらうことができる修士卒と、さらに3年間の博士課程を修了した博士卒がありますが、研究所によっては、修士卒を雇わない場合もあります。

こういう事情や、学び蓄えてきた知識の量から考えても、研究所への就職については博士号の取得がほぼ必須条件と言えるでしょう。そして、博士号を取得したからと言って、すぐに正規職員のポストに就けるわけでもありません。博士号を持った2年から3年の短期の研究員(ポスドクと呼ばれる。ポスドクは、ポストドクターの略)を経て、正規の職員になるケースが多いです。

大学では、短期の研究員を経て、助教授となり、それから准教授、教授のような流れで出世して行くものですが、大学教授になるまでには、10年から15年かかるのが一般的であると考えられています。まず短期の研究員として3年、助教授として3年から5年、准教授として5年から10年といった流れです。博士課程卒業が27歳であると考えると、そこから15年経過すると、42歳です。長い道のりになることでしょう。

大学の研究者のポストは限られているため、助教授になることすら容易ではありません。助教授になれるのは100人に1人とも言われています。さらに、准教授になるにも厳しい審査を経る必要があります。助教授や准教授ではなく、任期付きのポストである、特任助教授や特認准教授になるケースもあります。

国立の研究所や大手の企業研究員、大学の教授になるためには、学力レベルの高い大学院の博士課程まで進み、学生の時代から、その分野に関わる若手の人たちの中で頭角をあらわしておくことがポイントとなります。研究会や学会に積極的に参加するようにしたり、関心を引く論文を発表するようにしたりしておくなら役立ちます。海外の大学との交換留学の制度があれば利用して、自身の研究を深めてみることもできるでしょう。

公的な研究機関には様々な機関があります。例えば、理化学研究所のような大きな研究開発法人があります。他にも、少人数である分野に特化して研究が行われている研究機関もあります。公的研究機関は任期付きポストの方が多いです。公募の求人もありますが、研究の専門性が高ければ高いほど、専攻したものと合っているかどうか、さらには経験がいかされるため、まずは短期の研究員となり、その後に正規職員となる流れが一般的となっています。

民間企業の研究開発部門で研究をするという道もあります。医療、化学、食品の分野など、研究開発部門を持っている企業があります。こうした企業研究職においては、学部卒の採用を行っている企業もあります。しかし修士卒の方が就職できる可能性は高いと考えられます。民間企業では博士号取得者の採用実績はあまり多くありません。それで、修士号を取得して応募するのが現実的な路線と言えるでしょう。この道の場合、基本的には無期雇用の正社員での採用となります。

では、大卒や大学院卒の学歴がないと、研究職には全く就けないのでしょうか。そうではありません。例えば高等専門学校を卒業してから、機械系のメーカーの研究者になる場合もあり得ます。まず企業研究者となり、それから改めて博士課程に進むというケースもあります。

研究職にとって役立つスキルは

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研究者にとって役立つスキルとして語学力を挙げることができます。世界規模の学術誌などで自らの研究を発表しようと思えば、英語で論文を書く必要があるでしょう。そして、自らの研究を深めて行くためにも、海外の論文などを参照する必要があるでしょう。学生の時から、語学力に磨きをかえておくなら役立ちます。

強い探求心は研究職の仕事に役立ちます。探究心があれば、研究職に就いてから、実験方法を考えたり、研究テーマを決定したりするうえで役立ちます。論理的な思考ができる人、粘り強さのある人、あきらめない人も、研究職に向いているかもしれません。

研究職の収入はどれ位ですか

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研究職の仕事は専門性が高いですから、給料もおのずと高くなるのが一般的です。大学などの研究所ですと、助教授で500万円、准教授で800万円、教授で1,000万円を超えるとも言われています。

企業の研究所でも同じような額になると考えられます。さらに、研究者には、給料以外の副収入が入ることもあります。メディアの出演費、書籍の印税などです。特定の分野で第一人者のような研究者になれば、講演者テレビ出演依頼、本の出版の依頼がたくさん入る可能性があります。副収入であるとは言え、こうした副収入が大切な収入源になる場合があります。

研究職の年代ごとの平均年収にも目を向けてみましょう。20代は約360万円となっていますが、中には300万円を下回る場合もありますし、500万円を上回る人もいます。若い世代のうちから収入に差が出ていると思われます。

30代になってきますと、平均年収は約470万円となってきます。20代の平均年収と比べますと100万円以上高くなり、しかも少数ではあるものの、年収が1,000万円以上の人も出てくることになります。

40代ではどうでしょうか。平均年収は約720万円とかなり多くなります。30代に比べ、年収1,000万円以上の方が増加します。

研究職の一日はどのようなものですか

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一例として、製薬会社での大卒の研究職の方の1日の仕事の流れは次のようになっています。朝8時40分から9時に出社します。そして、メールをチェックしたり、昨日の研究内容を振り返ったり、その日の実験内容などを考えます。

9時から9時30分には始業となります。朝のミーティングがあり、それぞれの研究員が上司に昨日の実験結果を報告します。9時30分から10時には実験が開始されます。実験補助職の方にその日に行なう実験の内容や操作について指示を出します。10時から11時には薬理の研究員の方から実験のデータを受け取り解析を行います。

良い結果が出ていない場合には、化合物の構造の基本の骨格は変えずに、複素環や置換基などを変えた化合物についても検討するかどうかなど、今後の研究について検討がなされます。11時から12時には研究補助職の方から進行状況の報告を受け、12時から13時には昼食となります。

13時から16時には、文献を読んだり、研究報告会のための発表資料の作成を行います。多くの製薬会社においては1週間の研究をまとめた週報を上司に提出する必要性がありますので、その週報のために、データの解析などを行います。若い研究員への指導が行われることもあります。

16時から18時には実験が終わり、研究補助職の方にあと片付けの指示をしたり、翌日の実験の目的や操作方法などを説明します。18時には実験補助職の方が退社します。研究員の方は薬理の研究員に化合物を渡して動物実験などを依頼します。

18時から19時30分には、多くの製薬会社の研究員は週に3回から4回、自主的に勉強会を実施しています。この時間帯は業務とはみなされておらず、残業時間に含めることはできないようです。勉強会では、最新の技術文献の紹介などが行われます。19時30分から21時には、薬理実験で得られたデータなどを紹介し、上司と翌日以降の研究の方向性を決めるためのミーティングを開きます。

研究職は管理職になっても、学会に参加したり、文献を読んだりと勉強し、最新の知識を持つ必要があります。

21時30分から22時には、上司と共に行ったミーティングで受けた意見などを考慮し、翌日以降の実験内容を考えます。そして、22時頃には研究室を出て帰宅します。製剤や薬理の分野の研究職の場合には、上記の1日の流れと比較すると残業は少なく、早く帰宅できるケースも多いようです。

企業の研究者の場合、わりと入社してすぐに即戦力として動ける場合もあります。例えば、部署へ配属された当日にとある化合物を作るように言われ実験が開始されるというようなケースもあります。大学の研究室で学んだことをそのまま活かせる場合もあります。

製薬会社の研究職に就くには、確かに薬学部出身者に有利な面がありますが、工学部や理学部出身者も多くいます。それぞれの背景を活かすことができるでしょう。薬学部を出ないと医薬品研究者になれないなどということはありません。

研究職になるための就職活動はどのように行われて行きますか

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研究職になるための就職活動として、例えば、インターンシップという制度を活用する方法があります。インターンシップとは、希望する就職先で職場体験ができる仕組みのことです。

インターンシップを活用すれば、受け入れ先が力を入れている研究分野について知ることができますし、その分野が自分が興味を持っている分野かどうか確認することもできます。他にも、受け入れ先の研究設備や雰囲気などについても直接見て把握することができます。

研究職の場合、企業秘密を守るために基本的には非公開の場での研究となっていますので、こうした場に参加して情報を仕入れることができるのは、研究職に就こうと考えている方々にとっては貴重な機会となります。

採用試験の流れは、他の職業と比べて大きな違いはありませんが、学生時代の研究実績や論文などが採用時に重視される場合もあります。研究室からの推薦や学校推薦という形から採用に至るケースもあります。

こんな求人があります

Portrait of a young woman sitting at home with pen and paper

研究職の求人として具体的にどのような求人があるのでしょうか。例えば、国立の研究所の求人があります。内外の研究者との連携による農業情報を活用した農業におけるAI研究プロジェクトの企画立案、研究の実施、研究プロジェクトのマネジメントのお仕事です。

俸給月額は規程に基づき、経歴等により決定されますが、予定されている俸給月額は269,400円~となっています。賞与は規程に基づいて年に2回支給されることになっています。扶養手当、住居手当、超過勤務手当などの諸手当もあります。勤務時間は基本は裁量労働制ですが、1日みなし8時間24分となっています。

他にも、国立大学での研究の求人もあります。タンパク質オミックス解析のサポートに関係したお仕事です。単年度契約により更新されることがあります。勤務評価を踏まえて技術職員常勤ポストへ採用する場合もあります。始業8:30、終業17:15、休憩12:00から13:00のフルタイム勤務となっています。

給与は年俸制ですが、応募者の学歴、職歴等を考慮し、月額250,000円から300,000円程度になる見込みです。福利厚生としては、国家公務員共済組合、雇用保険、労働者災害保証保険があります。

研究職の求人の探し方

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研究職の求人をどのように探すことができるでしょうか。インターネットや求人誌を活用して情報を集めることもできます。インターネットを利用される方であれば、インターネットで探す方法はとても手軽で便利です。

indeed

具体的には、indeed(インディード)という検索エンジンを活用する方法があります。indeedは2004年に米国で創業した求人情報に特化した検索エンジンです。indeedは2012年、リクルートに完全子会社化されました。indeedは登録しなくても各サイトに掲載されている求人情報を閲覧することが可能です。

indeedは掲示板の役割を果たしてくれます。掲載日から何日が経過したかも記載されていますので、情報の鮮度のチェックをすることもできるようになっています。

タウンワーク

タウンワークのサイトを活用することもできます。タウンワークは、リクルートグループが運営しているサイトですので、安心して活用することができます。エリアや職種から探すことができる検索機能もあります。タウンワークの情報が更新されるのは毎日朝7時ですので、新鮮度の高い求人を見つけられる可能性もあります。

このように、インターネットのサイトを活用して、研究職の求人を見つけることもできます。こうしたサイトも活用し、研究職の仕事探しについて検討してみることができるでしょう。

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