【美術館の仕事】求人の探し方や給料・待遇・資格も徹底解説!

【美術館の仕事】求人の探し方や給料・待遇・資格も徹底解説!

絵画や彫刻など、美術やアートに興味があったり好きな人の中には、美術館で働いてみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。美術館で働くためには学芸員という資格が必要になります。学芸員の主な仕事は、資料の収集と保管、展示や調査、研究になります。美術館に展示される作品のコンセプトや展覧会の企画を考えたり、作品の収集や研究、修復や鑑定といった作業を行ないます。ではさらに美術館の仕事について詳しく考えてみましょう。美術館の仕事の特徴や求人の探し方について取り上げたいと思います。

美術館で働きたいなら

side view of young beautiful woman standing in an art gallery contemplating paintings displayed in front of her

絵画や彫刻など、美術やアートに興味があったり好きな人の中には、美術館で働いてみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

美術館に就職するためには、何か特別な資格が求められるのでしょうか?

実は美術館での仕事をするためには、「学芸員」と呼ばれる国家資格を有していなければなりません。学芸員の資格は美術館だけではなく、博物館や動物園、水族館、科学館、天文台、植物園といった場所で働く人たちにも差して使われています。

ではまず、「学芸員」の資格を取るためにはどうしたらよいのか、取り上げてみたいと思います。

学芸員の資格を取りたいなら

Portrait of a pretty young woman studying while sitting at the table with laptop computer and notebook at home

学芸員の資格を取得する方法は主に4つあります。

その① 大学で必要な科目の単位を取る

ほとんどの人は大学に行って、必要とされる科目を履修し学士の学位を取ることで、学芸員の資格を取るようです。

必要な科目の単位を修得できる大学は、4年制大学と短期大学を合わせると、全国に約300校あります。

その② 単位の修得+学芸員補としての経験

大学に2年以上在籍し、必要とされる科目単位を62以上履修し、さらに2年以上学芸員補として働いた場合にも、学芸員の資格を得ることができます。

学芸員補とは、その名の通り学芸員を補佐する仕事ですが、仕事内容は学芸員と同じ仕事を任される場合が多いので、実務経験を積めるというメリットがあるでしょう。

その③ 学芸員資格認定試験を受ける

下記のいずれかの条件を満たすことで、学芸員資格認定の試験を受けることができます。そしてその試験に合格できれば「学芸員」になることができます。

○学士である ○大学に2年以上在籍し、必要な62単位科目を履修し、2年以上学芸員補として働いている ○教員職員の普通免許状を有しており、2年以上教職に就いている ○4年以上学芸員補として働いている

その④ 資格認定審査に合格する

下記のいずれかの条件を満たすことで、学芸員資格認定審査というものを受けられます。書類審査と面接が通れば「学芸員」の資格がもらえます。

○修士もしくは博士の学位、あるいは専門職学位を有しており、2年以上学芸員補として働いている ○大学で博物館に関する科目の教授、准教授、助教授、講師として2年以上教え、2年以上学芸員補として働いている ○一定の条件を満たし、都道府県の教育委員会の推薦を受けた人 ○4年以上学芸員補として働いている

美術館の仕事の年収や給与はどれくらい?

A man and a women hands hold a money bags in the public park for loans to planned investment in the future concept.

学芸員としての資格を取得して勤務した場合でも、給与や年収は低めなのが実状のようです。

一般的に月給にすると15万円~20万円、年収は250万円~400万円前後と言われています。専門性があって国家資格である割には給与は低いと言えるでしょう。

公立や国立の美術館となると、学芸員の仕事も公務員扱いになり、国や各自治体の定める給与体系に沿った給与がもらえるので、そうなると年収も安定したものとなるでしょう。

しかし、そうした待遇の良い条件の求人は、それだけ倍率や競争率も高いので、採用がなかなか厳しいのが現実です。

ちなみに学芸員補として美術館で働いたり、特別な資格を持たなくても美術館でアルバイトを行なうことも可能です。

その場合、仕事内容はチケットの販売やお客さんへの案内、展示されている作品の監視業務などになります。時給は一般的な他の仕事とそれほど変わらず、900円~1300円前後のようです。

美術館での学芸員の仕事内容とは

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学芸員の主な仕事は、資料の収集と保管、展示や調査、研究になります。美術館に展示される作品のコンセプトや展覧会の企画を考えたり、作品の収集や研究、修復や鑑定といった作業を行ないます。

また、学芸員は文化の向上や振興、発展のために活動する必要があるので、市民向けの文化講座といった何らかのイベントが行なわれる時には講演をしたり、大学などの学校で講師として教えたりする仕事もあります。

美術館の就職状況

学芸員の仕事は欠員が少ないので、求人の情報もそれほど多くありません。時に学芸員の倍率が100倍以上になるということがあるほど、簡単に就職できる職業ではないようです。

学芸員の仕事は、公務員扱いになる場合を除けば、収入や年収はそれほど高い職業ではありませんが、やはり美術館で働く人はアートや美術が好きで働く人が多いので、知識や教養を深められるといったような、収入以上のやりがいを見いだして働いている人が多いのでしょう。

正社員としての雇用はなかなか難しいので、臨時職員や嘱託職員として働く人も多いようです。

美術館での仕事に向いている人

visitor looking pictures in art gallery

◇アートや美術に関する勉強や研究が好きな人

学芸員は展示される作品の運営を行なったり、来館する人に説明することもありますから、美術に関する専門的な知識を有していることが求められます。

美術に関する知識を学び続けていく姿勢や、知らないことも取り入れていこうとする研究意欲を持っている人に向いている仕事と言えるかもしれません。

◇コミュニケーション能力がある人

美術館に訪れる人は、毎年何百人あるいは何千人といることでしょう。それに加えて、美術館の運営は一人で行なうわけではなく、たくさんの職員やスタッフと協力し合いながら行なっていく必要があります。

そうなると、研究だけしてればよいという考えの人とか、頭でっかちになって一般常識のない人だと難しい仕事です。他の人とコミュニケーションを取れることも求められる仕事といえます。

美術館の仕事を探す方法

Job Search Human Resources Recruitment Career Concept

大学に行くなどして学芸員の資格を取ったなら、その資格を活かせる仕事に就きたいと思われることでしょう。

学芸員の資格を美術館で活かしたい!と決めているのであれば、ハローワークに行ったり各美術館のホームページで求人情報を探すこともできます。

しかし、学芸員の資格を美術館だけに絞ると、求人がなかなか見つからないこともあるかもしれません。

学芸員の資格を持って働ける勤務先は美術館だけに限りません。博物館や動物園、天文台などさまざまです。では学芸員の資格を活かせる仕事に関して、いろんな情報を比較しながら検討したいと思う場合にはどうしたら良いでしょうか。

そんな時に役立つのは、「転職サイト」と「転職エージェント」という二つのどちらか、あるいは両方の転職支援サービスを使って求人を探す方法です。

では「転職サイト」と「転職エージェント」はそれぞれどのようなサポートを受けられるのでしょうか。またどんな人におすすめのサービスなのでしょうか。

転職サイトと転職エージェントの違い

簡単に言うと、自分でサイトを見て求人情報を探して、応募や面接、内定に至るまでをすべて自分の力で行なうために利用するのが「転職サイト」です。

転職サイトを見ると、たくさんある求人の中から、自分が求めている職業や企業を見つけることができます。全国規模で展開している大手の転職サイトがたくさんありますから、自分の条件や希望にかなった仕事を探すことができて、たいへん便利です。

一方で転職のプロであるコンサルタントにアドバイスやサポートをしてもらいつつ、転職活動を進めていくのが「転職エージェント」と呼ばれるサービスです。

何らかの専門的なスキルや資格を持っているなら、せっかくならそうした資格やスキルを活かせる仕事に就きたいと思われるかもしれませんし、せっかくならキャリアアップにつながる仕事先を見つけたいと思われることでしょう。

しかし、自分の持つ資格や経験を必要としてくれる就職先を独自で見つけるのは、なかなか難しいですし、自分の能力やスキルに合う職業を客観的に見つめるのが難しいという場合もあります。そんな時はぜひ「転職エージェント」を活用することができます。

転職エージェントを利用すれば、転職のプロであるコンサルタントにアドバイスやサポートをしてもらいながら、求人探しを進めていくことができます。

転職サイトを使った方が良いタイプ

・たくさんの求人をじっくり見きわめたうえで転職先を探したい人

・とりあえず情報だけ気軽な気持ちで探したい人

・自分のペースで就職活動を進めていきたいと考えている人

転職エージェントが合っているタイプ

・就職や転職が初めてであるなどの理由で、不安や悩みがある人

・転職を考えているものの、現在の仕事ととの兼ね合いやスケジュール調整を一人でこなすのが大変だという人

・効率よく就職活動を進めていきたいと考えている人

・キャリアをいま一度見つめ直したいと考えている人

・未経験の分野にも、積極的にチャレンジ・アプローチしていきたい人

転職サイトで受けられるさまざまなサービス

Man holding smart phone making online shopping and banking payment. Blurred background .

大手の転職サイトであるなら特に、全国規模で支社を持っていたり、各地の優良求人の情報もたくさん保有しています。

自分で求人を探す方法とは言え、転職サイトの中には就職に役立つたくさんのサービスがありますから、そうしたサービスを積極的に利用しながら、スマートな求人探しを目指しましょう。

各転職サイトによってそれぞれ多少の違いはあるものの、大まかにどんなサービスを提供しているかを取り上げてみます。

<その①WEB履歴書の添削を無料で受けられる>

転職専任のキャリアアドバイザーがWEB履歴書を無料で添削してくれるところもあります。具体的な改善点などをアドバイスしてもらうことで、就職をスムーズに進められることでしょう。

<その②条件にマッチする求人の情報をすぐに見つけることが可能>

希望する条件を設定しておくだけで、条件に合った最新の求人情報が、週に1日か2日メールで更新されて届くので、求人情報を逃すことが無くなります。

<その③検索リストにリマインドしておける>

検索リストに気になった求人をリマインドしておくだけで、忘れずにチャンスをモノにすることができます。それにより、円滑かつスピーディーな応募が可能となります。

<その④スカウトサービスを利用できる>

WEB履歴書を登録しておくと、あなたのスキルや経歴、キャリアを必要とする企業から、直接スカウトのオファーが届くのが「スカウトサービス」と呼ばれるものです。

匿名で利用できるので安心ですし、うまくいけば条件の良い企業に就職できる可能性も開けるので、積極的に活用しましょう。

<その⑤セミナーなど転職に役立つサービスが満載>

転職するのに役立つセミナーを随時開催している支援会社がたくさんあります。転職に役立つノウハウを、転職のプロから無料で直接伝授してもらうことができます。

転職サイトを有効活用するために

○気になる求人にはどんどんアプローチしよう

年収400万円台の仕事の求人は、転職サイトに多数掲載されています。

たとえ未経験の業種や職種でも、あるいは特に資格を持っていないとしても、自分で気になる求人があるなら積極的にアプローチしてみてください。

求人情報は気軽に検索できますし、会員登録も手軽にできるようになっています。サイト上に職務経歴や、自己PR、志望動機などを登録することで、複数の気になる求人にすぐにアプローチできます。

○ウエブから転職ノウハウに役立つ情報を得よう

転職エージェントのように、キャリアアドバイザーと直接対面してアドバイスをもらうことはできませんが、履歴書の添削や面接対策に役立つノウハウを、ウエブサイトから知ることができます。

ノウハウを知ったうえで、自分で就職対策ができますし、書類選考の通過率アップにもつながるので、積極的に活用してみてください。

転職エージェントの利用方法

successful african american insurance broker meeting client in office

ではプロのコンサルタントにサポートをお願いできる「転職エージェント」の利用方法を簡単にご紹介しましょう。

エージェントによって多少の違いはあるものの、転職が決まるまで、おおよそこのようなステップで手順を踏んでいくようになります。

◇ステップ①ホームページから登録して申し込む

まずは自分が利用したいと思うエージェントのホームページを開き、サイトの専用ホームからエントリー(登録)します。

そののち、コンサルタントの方から電話やメールにて連絡が来るので、面談する時間や場所等の打ち合わせをします。

◇ステップ②カウンセリング(面談)

予約した日時と場所で、コンサルタントと直接もしくは電話で面談することになります。

現在の状況、転職に望むこと、職歴や経験、スキルなどのヒアリングを詳しく行なった後、個々の求職者に合った求人企業を紹介してもらいます。

◇ステップ③企業にエントリーする

応募したい企業が決まれば、コンサルタントの推薦状と共に、企業にエントリーすることになります。

履歴書や職務経歴書などの、書類の上手な添削方法のアドバイスもしてもらうことができます。待遇や条件面での交渉などの打ち合わせもします。

企業へのセッティングが済み次第、面接の日時や場所の案内をしてもらうことになります。

◇ステップ④企業での面接

面接を受ける日時をコンサルタントが調整してくれます。

コンサルタントは企業から直接聞いている情報をたくさん持っています。面接が通過しやすいように、そうした企業情報や面接官の情報、想定される質問など、面接に役立つアドバイスを教えてもらうことができます。

◇ステップ⑤内定と入社の手続き

面接の合否連絡は、企業の人事担当者からコンサルタントのほうに連絡がいき、コンサルタントから連絡が入る手順となっています。

無事に採用が決まった場合には、給与条件や入社日などの条件等の交渉をコンサルタントが代わりに企業と行なってくれるので、それが済み次第入社の手続きになります。

いま現在勤めている会社での退職に伴うアドバイスや、入社までの手続き、さらには初出社のアドバイスに至るまで、転職した後も安心して働けるように細かくサポートしてくれるのです。

転職エージェントはどうやって選んだら良いか

転職エージェントとひとくちにいっても、大手の総合エージェントから、専門分野や地元に特化したエージェントに至るまで、さまざまな会社があります。

どこのエージェントでも同じ量や質の求人数を持っているというわけではなく、アドバイザーの質や評判もピンキリです。

ですから登録する前に、評判を良くチェックすることは大切です。特に、「求人量と質」「アドバイザーの評価」「サポート体制の口コミ」は必ずチェックするようにしてください。

大手の総合エージェントであれば、幅広い分野での求人を保有していますし、全国展開しているので、大手に一つ登録しておくのは良いかと思います。

それに加えて、特定の専門分野の職業に特化しているエージェントもありますから、そうしたところにも登録しておくことで、自分の希望や条件に見合う企業や就職先に関する情報を入手できて、より就職への近道となるに違いありません。

まとめ

Young woman in modern art gallery

美術館で働きたいと思うなら、まずは「学芸員」の資格を取りましょう。それにより、より専門的な知識を持ちながらアートや美術に関わる仕事に就くことができます。

資格は持っているものの、何が自分の適性に合っているか分からなかったり、どこに勤めれば良いか判断に迷っているのであれば、一人で悩まずに就職のプロにアドバイスを求めることもお勧めします。

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