臨床検査技師はどんな仕事?特徴と求人の探し方を解説!

臨床検査技師はどんな仕事?特徴と求人の探し方を解説!

臨床検査技師は、患者さんの身体の状態を調べるため、医師の指示のもとに検査を行う仕事です。臨床検査は医師が診療をする際に、患者さんの怪我や病気の状態を評価するために行われる検査のことなのですが、問診に加えて、この臨床検査は医師が患者さんの状態を客観的に診察するために必要な大切な検査となっています。臨床検査技師の仕事内容や特徴をいくつか挙げてみましょう。さらに求人はどうやって探せばいいのかも調べてましょう。

臨床検査技師の仕事の種類や特徴について教えてください

Research Scientist Looks into Microscope in Research Centre. Hes Conducts Experiments in Modern Laboratory.

臨床検査技師は、患者さんの身体の状態を調べるため、医師の指示のもとに検査を行う仕事です。臨床検査は医師が診療をする際に、患者さんの怪我や病気の状態を評価するために行われる検査のことなのですが、問診に加えて、この臨床検査は医師が患者さんの状態を客観的に診察するために必要な大切な検査となっています。

臨床検査は医師が行う場合もありますが、医療の現場では、専門化が進んでいますし、新しい検査の方法や機器が続々と生まれていますので、高度な検査については検査の専門家の臨床検査技師が担当するのが一般的となっています。

臨床検査技師は検査のデータを集める役割のみならず、そこから病気の兆候や体の異変を発見するという役割も担います。検査の結果から病気を早い時期に発見して医師に伝えることによって、診療、そして治療をサポートするとても大切な役割を担うわけです。

臨床検査技師の仕事場ですが、製薬メーカーや保健所などで研究や開発に携わるケースがありますが、一般的なのは、検査センターや病院での勤務となっています。

臨床検査技師になるには

臨床検査技師になるためには臨床検査技師国家試験に合格する必要があります。試験は臨床検査技師等に関する法律に基づいて年に1度、毎年2月に日本各地の指定された会場で行われます。試験科目は臨床科学、臨床検査総論など11科目もあります。

合格発表は3月となっています。この臨床検査技師国家試験ですが、受験者数は例年4,000人前後、合格率は70%前後となっています。その試験を受験するためには、4年制の大学を出るか、3年制の短大か専門学校(夜間部の場合は4年制)を出る必要があります。学校によって合格率が異なりますし、カリキュラムも異なりますので、よく情報を入手して、学校を選ぶ必要があります。

さらなる資格取得ができます

臨床検査技師の経験や知識をいかして、さらなる資格取得に向けてトライすることができます。一級臨床検査士、二級臨床検査士、細胞検査士、認定臨床微生物検査技師、超音波検査士があります。一級臨床検査士、二級臨床検査士は臨床検査技師の上級資格となっています。分野(臨床科学、微生物学、病理学など)ごとに実技試験が行われます。

細胞検査士は、細胞の中からがん細胞を見つける検査を実施することができる資格です。この資格については、養成機関の認定校として指定されている学校で受験資格を得ることができ、臨床検査技師の試験よりも前に受験することが可能となっています。認定臨床微生物検査技師は感染症検査と臨床微生物検査についての高度な技術や知識を持つ有能な微生物技師であることを認定する資格です。

超音波検査士の試験は7種類の領域に分かれており、各領域別に試験が行われます。健診、血管、循環器、体表臓器、産婦人科、泌尿器、消化器の7種類です。この資格を認定されるためには臨床経験が必要となります。それで、この資格は就職後ではないと認定は難しい状況です。

このように、臨床検査技師としての資格や、周辺資格を取得することができるなら、臨床検査技師として幅広い分野で活躍することができるようになります。

臨床検査技師はどんな場所で仕事をするのでしょうか

microscope with lab glassware, science laboratory research and development concept

臨床検査技師が仕事をする場所として、まず病院を挙げることができます。病院では病院内の検査室にて医師の指示のもとに入院患者や通院患者のための臨床検査を実施します。

総合病院や大学付属病院が職場になることになります。施設が整っていて、規模も大きい総合病院や大学付属病院では、検査の施設が大きく、検査技師も数多く仕事をしています。医師の指示のもとに、決められた臨床検査を行います。

小規模の診療所で仕事をする場合があります。19床以下の病床か、病床を持たない一般診療所(クリニック)でのお仕事です。医師の指示のもとに臨床検査を行うことになりますが、クリニックでは臨床検査技師が少ないために、多岐に渡る検査業務に取り組む必要が生じます。

製薬メーカーで働く場合もあります。その場合には高い専門性が求められます。医療機器や新薬の開発の分野で治験が法律を守り適切に行われているかをモニタリングして、治験データーを回収してゆくCRA(臨床開発モニター)としての臨床検査技師の仕事があります。採用基準が厳しい仕事です。

製薬メーカーから治験業務をお願いされた病院と契約して、新薬を人に適用する治験業務を支援する企業である、治験施設支援機関(SMO)での仕事もあります。CRC(治験コーディネーター)として、医師、被験者、治験依頼者たちの間に入り全体の調整を行います。

医療機器メーカーでの仕事ができる場合もあります。その場合、臨床検査技師は、営業支援を業務として行います。

健康診断を行う専門施設である健診センターでのお仕事もあります。臨床検査技師は健診センターでは健診項目となっている検査を実施します。病院とは性質が異なる部分があり、予防医療を担う施設です。臨床検査センターで働くケースもあります。臨床検査センターは検査設備を持っていないクリニックや小さな病院から細胞や血液、尿などの検体を預かります。そして検査を代行して実施します。

臨床検査技師の仕事には様々な種類があります

臨床検査には、検体検査、生理機能検査という大きく分けて2つの分野があります。検体検査は患者さんから採取した検体を調べます。生理機能検査は、脳波、心電図など患者本人の体の機能や生理的な反応を調べます。

検体検査の具体例を見てみましょう。まずは血液検査です。貧血がないか、骨髄の中に異常な細胞がないか、血液中の赤血球、血小板、白血球などの値を調べます。次に病理検査とは採取された細胞や組織を用いて標本を作り、顕微鏡で観て、癌などの異常細胞がないかどうかを調べる検査のことです。免疫検査は血液により腫瘍マーカーやアレルギーについて、肝炎などの感染症について調べます。

他にも検体検査として、一般検査もあります。これは主として尿検査です。尿中の細胞を顕微鏡で観ることもあります。尿の中の糖、タンパク質、血液等の値に異常がないかどうかを調べて行きます。微生物検査は、便、尿、血液などを用いて、その中にある微生物の種類、そして薬剤の効果を調べて行きます。

続いて、生理機能検査の具体例を見てみましょう。これは良く知られている検査かと思いますが、まずは、超音波検査です。エコー検査とも言われます。臓器の状態を超音波を当てることによって調べます。お腹の中の胎児の動きを調べたり、腫瘍などの異常を調べることができます。心電図検査もあります。心筋梗塞や不整脈など心臓に異常がないかどうかを調べます。電極を付けて検査を行います。

他の生理機能検査として脳波検査を挙げることができます。この検査は電極を頭部につけて、脳波を記録して行きます。脳神経に関係した病気を調べて行きます。呼吸器機能検査もあります。肺に異常がないかどうかを調べる検査です。息を吐いてもらったり、吸ってもらったりして検査を進めて行きます。

臨床検査技師の病院での一般的な一日はどのような流れになるのでしょうか

臨床検査技師の病院での一般的な一日の流れですが、病院の外来診療開始は一般的には9時ですので、臨床検査技師は8時30分から9時の間頃には病院に出勤して、検査機器の準備を行います。当直の担当者からの引き継ぎがあれば、そうした引き継ぎも行います。

9時からは外来患者や入院患者への対応を行います。採血をしたり、検体を回収したり、検体検査を実施します。一般的なスケジュールですと臨床検査技師のランチタイムは少し遅めの13時頃からです。14時頃から入院患者の検体検査を行ったり、検査結果報告書をまとめたり、検査センターへの注文を行ったり、機器の洗浄を行ったり、明日の準備をしたりします。そして、17時30分頃の退社となります。

臨床検査技師の検査センターでの代表的な一日はどのような流れになるのでしょうか

検査センターにおいては8時50分には出勤し、機械を立ち上げます。それから9時から業務が開始され、部署によって異なってきますが、例えば、検体検査であるなら尿や血液などを自動分析器にかけることが行われます。生理機能検査であるなら呼吸機能検査、エコー検査、心電図検査などが行われます。

12時30分から休憩ですが、昼休みは交代でとることになります。13時30分から午後の業務が始まりますが、午前と同じような業務をこなすことになります。17時からは機器の洗浄をしたり、検査結果報告書をまとめたりすることがなされます。そして、17時30分には業務修了です。場合によってはその後に学会の資料作成がなされたりすることもあります。

臨床検査技師はどれ位稼げるのでしょうか

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臨床検査技師の平均年収は一体どれ位なのでしょうか。約470万円ほどです。大学を卒業しているのか、専門学校を卒業したのかによっても年収は変わりますし、新卒の臨床検査技師とベテラン臨床検査技師、管理職の臨床検査技師でも違いが出ることでしょう。

勤務施設によっても異なる場合がありますので、平均年収約470万円と言っても、300万円だったり、600万円だったりすることもあるでしょう。他の職業と比較しますと、もちろん勤務先、そして当直や夜勤の有無によって違いはあるものの、診療放射線技師と比べますと臨床検査技師の方が年収が低くなります。男性の場合には、看護師とあまり差がないようです。続いて、年齢別の平均年収も確認しておきましょう。はじめに20歳から24歳ですが、男性は337万円、女性は343万円です。

次に25歳から29歳ですが、男性は402万円、女性は395万円です。次に30歳から34歳ですが、男性は428万円、女性は429万円、35歳から39歳は男性514万円、女性は486万円、40歳から44歳は男性593万円、女性は478万円、45歳から49歳は男性613万円、女性542万円、50歳から54歳は男性673万円、女性528万円、55歳から59歳は男性666万円、女性548万円、60歳から64歳は男性420万円、女性430万円、65歳から69歳は男性245万円、女性360万円、そして、70歳以上は男性1,206万円、女性391万円となっています。

20代の平均年収は男性と女性でそれほど差がないのがわかります。男性の場合、50歳代になりますと、年収が650万円を超える状況が見られます。臨床検査技師は勤務先によっては、当直や夜勤がありますが、上記の年収は当直や夜勤の手当が含まれたものとなっています。そうした手当がない場合には、年収はその分低くなることに留意したいと思います。

一般的に給料は、大学病院が一番高く、その次に国立病院と公立病院が同じ位で、次に公的病院、それから民間病院といった順番になっています。超音波検査(エコー)を行っていますと、他の臨床技師よりも給料が高くなる場合があるようです。賞与については病院の業績によっても違いがありますので、就職について考える前にその病院の過去の賞与の実績ですとか、業績についても調べておくことも大切です。

臨床検査技師の仕事の求人にはどのようなものがありますか

どのようなお仕事があるか具体的に調べてみましょう。例えば、新しい病院の臨床検査技師のオープニングスタッフとして仕事をするという求人があります。ある求人は「20代30代40代50代どのような世代の方も活躍できます!」とあり、月給254,000円以上(各種手当含む)、経験年数に応じた規定ありとなっています。

オープニングスタッフの仕事ですと、皆が1からのスタートですので、同じ職場の先輩やベテランといった立場の方がまだいない状態です。仲間意識を持って、しかもまだできたての綺麗な職場で仕事をすることができるというメリットもあります。オープニングスタッフを見つけるという仕事の探し方もできるでしょう。

WワークOKというような仕事もあります。長期・週1日からOKの健診センターで人間ドックの心電図・胸囲、肺機能、聴力検査のお仕事です。時給1,800円と高額で、交通費も別途全額支給されます。お子さんをお持ちの主婦の方とかにもぴったりの求人です。

臨床検査技師の求人の探し方

Job Search Icon Concept on Laptop Screen

臨床検査技師の求人をどのように探すことができるでしょうか。インターネットや求人誌を活用すれば、たくさんの情報を見つけることができます。今では一般的にはインターネットで探す方法が便利だと言えるでしょう。

タウンワーク

具体的には、例えば、タウンワークのサイトを活用することができます。リクルートグループが運営しているサイトですので、安心感があります。そして、タウンワークの求人数の多さは業界トップクラスとなっています。

仕事が集中しがちな関東圏のみならず、その他の地域の求人も他の大手サイトと比較しても多いほうです。それで、これまで自分が住んでいる地域でやってみたいと思う仕事が見つからなかったとしても、探してみることができるでしょう。

タウンワークの情報が更新されるのは毎日朝7時となっています。朝早く最新の情報が更新されますので、新鮮度の高い求人を見つけられる可能性があります。検索機能もあり、エリアや職種から探すことができます。

indeed

indeed(インディード)という検索エンジンもあります。2004年に米国で創業した求人情報に特化した検索エンジンですが、2012年にはリクルートに完全子会社化されました。indeedは登録しなくても各サイトに掲載されている求人情報を閲覧することが可能となっています。

情報ですが、掲載日から何日が経過したかも記載されていますので、情報の鮮度についてもチェックすることができます。indeedは掲示板の役割を果たしてくれます。

検査技師人材バンク

検査技師人材バンク(KJB)という、臨床検査技師に特化した人材紹介サービスもあります。厚生労働省から正式な認可を受けて行われている人材紹介サービスとなっています。おすすめの臨床検査技師求人が掲載されています。このサイトの運営会社は上場企業グループの株式会社エス・エム・エスキャリアという東京都港区にある会社です。

検査技師人材バンクは登録された方に、希望条件のヒアリングから就業まで、無料で案内してくれます。住まいの地域に特化した専任のキャリアパートナーから連絡が入り、仕事探しをすることになります。希望に合う求人がない場合には、遠慮なくキャリアパートナーに伝えることができます。

このように、臨床検査技師の求人は手軽に見つかるようになっています。臨床検査技師に特化した人材紹介サービスもあります。こうしたサイトにアクセスし、臨床検査技師の仕事探しについて検討してみるのはいかがでしょうか。

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