転職で失敗しやすいパターンと失敗確率を下げるためのコツって?

以前いた会社の方が良かった…と思ったところで戻れる場所はなく、次の転職を考えようにもまた失敗してしまったらどうしよう…という不安も拭えません。転職したのに失敗してしまう例をいくつか検証してみましょう!

転職には計画性が大切

転職に失敗しやすいパターン

今働いている職場に、何らかの不満を感じていたり、さらなるキャリアアップを目指して転職を考えておられる方もいるかもしれません。

転職をしようと思う時には、きっと給与や待遇、労働条件が、今の職場よりも良い会社や企業を探したいと思うはずです。人間関係の改善を求めて、働きやすい職場を探すことが、転職の理由となる場合もあります。

転職しようと思い立った時は、きっと夢や希望がどんどん膨らんで、メリットばかり頭に浮かぶかもしれませんが、転職にはリスクもある事を銘記しておく必要があります。

なぜなら、転職して必ず成功するという保証はないからです。実際に、転職したことによって、以前の仕事よりもさらに不満や落胆を経験している人も少なくないのです。

以前いた会社の方が良かった…と思ったところで戻れる場所はなく、次の転職を考えようにもまた失敗してしまったらどうしよう…という不安も拭えません。

それで、転職を考える際には、メリットデメリットをきちんと考えて、ほんとうに転職することが賢明なのかどうか、よく計画することが重要です。

転職で失敗してしまうパターンとは??

では転職で失敗してしまった人は、どんなことが原因になったのでしょうか。転職したことによって経験するかもしれない、デメリットについても考えておきましょう。

これから取り上げるのは、転職で失敗する代表的な7つのパターンです。せっかくの転職が希望ではなく、失望に終わらないためにも、転職の前にこの失敗7パターンについてよく知っておくのは良いことです。

失敗パターン例1 待遇が思っていたものとは違っていた

別の会社に勤めている友人や知り合いの人から、その会社に来ないかと誘われて転職を考える人もいるかもしれません。

給与や待遇、福利厚生について聞いた時に、今の会社とほぼ同じで変わらないか、あるいは良い条件だったために転職を決意したものの、実際の待遇が以前よりも悪かったという事もあり得ます。

たとえば、残業が少ないと聞いていたけれど、実際には仕事を自宅にまで持ち帰ってまでこなさなければいけない状況だった…なんてことも。

休日出勤もしなければいけなかったり、実際にもらえると思っていた金額の給料ではなかったために、生活レベルが以前よりも苦しくなってしまう、なんてことにもなりかねないこともあります。

失敗パターン例2 仕事内容が希望するものとは違った

転職先の仕事内容を見て、自分のスキルを生かせたり、さらにやりがいのある仕事ができると期待して転職したものの、実際の業務は希望とは全然違っていた、なんてこともあります。

転職先で面接を受けた際に、自分が希望している職種とは違う部署や、別の職種をしてみないかと勧められてしまい、給料は良いので…と思い、断り切れずに引き受けてしまうパターンもあります。

また逆に、自分では自信を持っていたスキルレベルが、その会社の求めるレベルにはまったく追い付かずにやりづらさを感じてしまう事もあるかもしれません。

失敗パターン例3 転職先になじめない

前の会社の人間関係に悩んで、別のところに転職したものの、そこでもギスギスした対人関係の問題が起こり得る可能性もあります。

また、会社の雰囲気に何となく居心地の悪さを感じて、いつまでたっても馴染めない、という事もあるかもしれません。そこでの社風とか、働き方にギャップを感じてしまう、ということもあり得るのです。

失敗パターン例4 以前の職場の方が良かった

そこで働いていた時は不満ばかり感じていたものの、別の会社に転職してから初めて、以前の職場が実はとても良かったことに気付くこともあります。

やめてから分かる良さ、なので、もうやめてしまってからではすでに時遅し、になってしまいます。転職を考える前に、今の環境の長所についても改めて思い返してみるのは良いことと言えます。

失敗パターン例5 今の働き先の人に転職の相談をした

どんなに仲の良い人でも、信頼している人であったとしても、次の会社に行く相談を今いる職場の人に相談するのはやめましょう。

たとえばあなたに引き抜きがあったとして、もしかすると同じように転職を考えている人だったりすると、その話しをあなたから受けて、先を越された悔しさなどで、やっかみで上司にこっそり告げ口をするなんて可能性もあります。そのうわさが万が一広まってしまったら、もうしばらく今の会社にいるつもりだったのに居づらくなってしまう危険もあります。

また次の転職先に、ありもしない悪いうわさを広められてしまうなんてことになったら、次の会社にも居づらくなってしまうでしょう。

転職の相談は会社の人間にではなく、家族などごくごく身内レベルに収めておくのが賢明です。

失敗パターン例6 次の仕事が決まる前に退職してしまう

今の職場にいるのがとても耐えられないから、とりあえず先にやめてしまおう、と考える人もいます。先にやめてから、落ち着いて次の転職先を探すのでも遅くはない、と考えるのです。もしかすると、すぐに次も見つかるだろうし…なんてタカをくくってしまうこともあるかもしれません。

次の仕事を決めずに退職してしまったことで、次がいつまでも決まらず、生活ができなくなってしまった…という失敗に陥った人も少なくありません。今の時代、さらに条件も良い仕事をかんたんに見つけられる人はそうそういないものです。

なかなか次の仕事が決まらないと、焦ってしまい、条件や待遇の悪いところで妥協して、決めてしまう…なんて失敗もあり得ることです。まずは次の転職先を決めてから退職するのが良いでしょう。

失敗パターン例7 もっと別の良い会社があったかもしれない

とにかく早く転職したくて、就職先をたくさん調べることをせずに2、3件見て比較しただけで決めてしまい、失敗することもあります。

焦って安易に決めてしまうと、あとでもっと良い条件や待遇の仕事があったことに気付くかもしれません。転職した先の職場が、自分の求めていた内容や条件とは違っているとなおさらです。

「もっと自分に合った、良い会社が別にあったのではないか…」なんてあとから後悔することがないためにも、計画性を持って行動することはとても大切なことと言えます。

失敗する確率を下げるためにできること

実際に働いてみないと分からない部分や、目に見えない部分もあるので、転職のリスクを完全に無くすことはできないでしょう。

でもなるべくなら、その失敗する確率を下げたいと思うはずです。そのためにできることはあります。

それでは次に、失敗する確率を劇的に下げられるコツを5つご紹介していきたいと思います。転職先を決める際に、ぜひ参考にされてみてください。

失敗を減らすためにできること1 労働条件をきちんと確認する

給与や、休日や福利厚生などの待遇において、自分の希望する条件をまずは明確にしておきましょう。いろいろと条件はあるかもしれませんが、絶対にこれだけはゆずれない!というものを絞っておいて、優先順位を決めておくのは良いことです。

きちんと決めておくことで、いくつか候補に上った会社があった時や、他の条件が良い会社があった時でも迷ったり悩んで間違った選択をしてしまう危険を避けられます。

そして、自分が特に譲れないと思う条件については、もちろん面接の時や履歴書にも書くとは思いますが、実際に仕事が決まる前に、改めて人事担当の人などに確認しておくのは良いことです。

聞きづらいとか、言いづらいと思ってあやふやにしておくと就職してから後悔することにもなりかねません。伝えたいことははっきりと明確に伝えることで、転職の失敗を避けることにもつながります。

失敗を減らすためにできること2 口コミサイトを利用する

労働条件については、会社の募集要項などを確認すればある程度分かりますが、その会社の評判や社風、人間関係などの実態などについては、実際に働いてみないと分からないものです。

かといって、働いてみてからでは遅すぎますよね。そのために企業の口コミや評判について載せているサイトをぜひ利用しましょう。そうした口コミサイトは、実際にその職場でいま働いている人の声や、退職した人の生の声が載せられています。

社内の実態も分かりますし、退職した人がなぜそこを辞めるに至ったのか、理由も知ることができます。労働条件についても分かりますから、たとえば子供を育てながら働いている女性であれば、同じ立場で働いている人の意見はとても参考になるはずです。

失敗を減らすためにできること3 転職のプロに相談をする

家族や友人に相談することもできると思いますが、やはりその道のプロに相談するのが、いちばん失敗のリスクを減らせる良い方法と言えます。

現在は、転職を支援してくれるサイトがたくさんありますから、ぜひ活用するようにしましょう。ほとんどが無料で相談できますし、転職のプロが円滑に進めていく手助けをしてくれます。専門職を取り扱ったサイトも多くありますから、自分のスキルやキャリアを生かした職を探すこともできるでしょう。

そうした支援サイトでは、自分に合った内容の仕事を探してくれます。転職のノウハウも丁寧に教えてくれますし、面接がうまくいくようにアドバイスまでしてくれるのです。

失敗を減らすためにできること4 本当に転職すべきかをじっくり考える

「隣の芝生は青く見える」ということわざがあります。長く同じところで働いていると、それなりに不満や要求したい事も出てくるに違いありません。そうすると、他の会社や企業で働くほうが、自分にとっては理想的なのではないか…と思えて来ることでしょう。

しかし、どの会社に勤めていても何らかの不満や、デメリットは存在するものです。別の会社に移ったとしても、そこではまた別の新たな不満や問題が出てくるかもしれません。

それで、いま働いている会社の良さについても改めて考えてみるのは良いことでしょう。今の会社と、次の転職先で働くことのそれぞれのメリットデメリットを、リストアップしてみるのも良いかもしれませんね。

たとえば、年収やキャリアアップを求めて転職したいと考えている方もいると思います。そうした年収やキャリアアップは、今の会社にずっといた場合でも望めないでしょうか。自分に見合った給与やポストに昇格させてほしいことを、まず今いる会社の上司や社長に聞いてみることもできるかもしれません。

やめることは簡単ですが、あとから後悔しないためにも、本当に転職することが自分や家族のためになるかを、一度じっくり考えて決定するのは良いことと言えます。

失敗を減らすためにできること5 次が決まる前に退職しない

貯金もだいぶたまっているし、先に今の会社をやめてから次を探すでも遅くない、と思うでしょうか。でも今のご時世そうそう上手く事は運ばないものです。

仕事を辞めている間にも、生活するためにかかる費用はどんどんと無くなっていきます。自分の予想では、1、2ヶ月後には新たな職場で働いているつもりだったのに、3ヶ月、半年と過ぎてもなかなか次が見つからない、なんてことになる事も起こり得るかもしれません。

そうすると金銭的にも、精神的にも焦りが生じて、余裕が無くなってしまいます。余裕がない状態で、手ごろな会社で妥協して決めてしまうと、以前の会社よりも給料も低かったり、希望していた待遇や条件も望めない結果になってしまうこともあります。

まずは次の転職先を落ち着いて決めてから、今の職場を辞めるようにしましょう。そうすることで、失敗するリスクを劇的に減らすことができます。

転職に「絶対」はないことを覚えておこう

どんなにうまい話が転がり込んできたとしても、絶対にすべてがうまくいくとは限らないことを覚えておく必要があります。どんな転職でも、たとえそれが引き抜きや知り合いの紹介だったとしても、失敗だったと感じてしまう可能性は誰にでもあるということです。

失敗だったから人生が終わった…ということでもありません。まだまだ挽回するチャンスはいくらでも巡ってきますし、ピンチをチャンスに変える可能性もいくらでも持つことができます。

では、もし転職に失敗してしまった場合はどうしたらよいでしょうか。失敗してもできることはあります。

転職に失敗したなら、原因と対策を考えよう

なぜ転職に失敗してしまったのか、冷静に、そして客観的に原因を見きわめることは大切です。そうしないと、これからも同じ失敗を繰り返してしまうことになりかねません。

しっかり原因を把握して分析することで、自分の弱点を見つめる機会にもなりますし、これからの対策をしっかり考えられるようにもなります。

では転職に失敗してしまった場合、どんな対策ができるか取り上げてみましょう。

転職先にもうしばらく留まってみる

転職したものの、仕事内容も社風も自分の肌には合わない!と感じて、また次の職場を探そうと思うかもしれません。でも、新たな職場に初めのうちは馴染めないのは、当然のこととも言えますよね。それぞれの会社のやり方はあるものですし、しばらくすれば新しい環境にも慣れてくるかもしれません。

また、初めのうちはつまらなくてやりがいのない仕事、と感じても、しばらくその仕事を続けて慣れていくことで、楽しいと感じられることもあるでしょう。自分の仕事に対する意識や見方を少し変えるだけで、モチベーションを上げていける可能性もあります。

すぐにやめて次の転職をまた考える前に、長期的な目線で物事を見て、今のところでしばらく頑張ってみることもできるに違いありません。

転職のプロに相談をする

深く考えずに転職を決めてしまったことで失敗したのだとしたら、次は失敗しないように転職エージェントなどに相談するのは良いことです。

特に、年収や待遇、条件などが思っていたより良くなく、会社側に相談しても改善は望めない場合は、そこに留まるよりは次を早めに探したいと思うことでしょう。そうした時に、自分の求める条件や待遇を明確に転職エージェントに伝えることで、次は失敗しない職場をしっかり見きわめて探すことができるはずです。

働きたいと思っている会社側には直接聞きづらいことでも、仲介役のような役割を果たしている転職エージェントであれば、細かい部分まで相談することもできるに違いありません。

まとめ

転職は安易に、楽観的に考えて行動して良いものではありません。失敗やリスクも伴うことを思いに留めて、慎重に考えるべきことだと思います。そして、行き当たりばったりではなく、よく計画してから決めることも大切です。どんな仕事でも、メリットデメリットがあるということも忘れないようにしましょう。

転職を助けてくれるサイトもたくさんあります。上手に活用して、自分に合った働きやすい環境の職場を見つけられるようにしたいですね。